...白河の關にて詠めるなりとてこの歌を作りたりと記せる書物もあり...
大町桂月 「白河の關」
...武隈の松はこのたび跡もなし千歳をへてや我は來つらむと詠める能因法師の歌もあり...
大町桂月 「白河の關」
...樂翁公も自から歌二首を詠めり...
大町桂月 「白河の七日」
...発句(ほっく)も詠めば...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これも晶子さんでなければ詠めない歌だ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...「きのふ袂(たもと)にすがりし子の」と詠めり...
正岡子規 「曙覧の歌」
...曙覧が実地に写したる歌の中に飛騨(ひだ)の鉱山を詠めるがごときはことに珍しきものなり...
正岡子規 「曙覧の歌」
...新奇なる事を詠めといふと車...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...生は客観的にのみ歌を詠めと申したる事は無之候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...昔はさるべき人の今はおちぶれて関寺小町などを謡ひをるさまを詠めり...
正岡子規 「俳諧大要」
...われらをして言はしめば歌を詠むには優美にも詠め、雄壮にも詠め、古雅にも詠め、奇警にも詠め、荘重(そうちょう)にも詠め、軽快にも詠めといはんとす...
正岡子規 「人々に答ふ」
...美の感じなき者に歌を詠めとはいはぬなり...
正岡子規 「人々に答ふ」
...固(もと)より田と畑とを判然と区別して詠めるにもあらず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...奈良山の兒の手柏のふたおもにかにもかくにもねぢけ人の友佞人(ねいじん)を詠めり...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...何時でも必要な時に詠めるように訓練しておくのだった...
柳田国男 「故郷七十年」
...「ああも詠める」という手本にはなったのである...
柳田国男 「故郷七十年」
...これだけお詠めになればもうおんなのたしなみには過ぎたくらいでしょう」かな女は短冊をしずかに置き...
山本周五郎 「日本婦道記」
...帝は、さっそく、白女を召されて、「鳥飼の地名を詠み入れて、一首詠め」と、その歌才を、試みられた...
吉川英治 「平の将門」
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