...彼等の或ものは臆病(おくびょう)だった...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...命あっての物種だ」と駒越左内も臆病風(おくびょうかぜ)...
江見水蔭 「備前天一坊」
...食堂のうしろに金屏風(きんびょうぶ)を立てて其方を舞台にし...
谷崎潤一郎 「細雪」
...青瓢箪(あおびょうたん)のような顔をしている青年ばかりこしらえちゃ...
田山花袋 「田舎教師」
...立て廻した屏風(びょうぶ)の外の日影は闌(た)けていた...
徳田秋声 「足迹」
...来てくださいね」金銀廟(きんぎんびょう)の話太郎とチロが行った家は...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...金銀廟(きんぎんびょう)のことなど...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...この強健な土地のもっとも美(うる)わしい特質を汚す旅館の癩病(らいびょう)...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...金殿玉楼(きんでんぎょくろう)その影を緑波(りょくは)に流す処春風(しゅんぷう)に柳絮(りゅうじょ)は雪と飛び黄葉(こうよう)は秋風(しゅうふう)に菲々(ひひ)として舞うさまを想見(おもいみ)れば宛(さなが)ら青貝の屏風(びょうぶ)七宝(しっぽう)の古陶器を見る如き色彩の眩惑を覚ゆる...
永井荷風 「日和下駄」
...智慧があるほど臆病(おくびょう)である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...不意に彼らは眇(びょう)とした存在に化したのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...そのある物が平生己を臆病(おくびょう)に...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...「李広」と云う外国人の巻物「山水図」は大作で真に神韻縹渺(ひょうびょう)と云う気が全幅に溢れていた...
山本周五郎 「青べか日記」
...そこには日本的な六曲(きょく)屏風(びょうぶ)が二面だけ現わして立ててあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...禿頭病(とくとうびょう)者の髪の毛の如く見えるものは...
吉川英治 「新書太閤記」
...五色の屏風(びょうぶ)をたてならべ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...屏風(びょうぶ)の内で...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...颯(さっ)! 颯! 颯! 二十四挺(ちょう)の櫓拍子(ろびょうし)が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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