...せめては奥さんがわたしを詛(のろ)い殺そうとでもしてくだされば少しは気持ちがいいんだけれども...
有島武郎 「或る女」
...そのヨブが友人の来訪に会して突然三章の痛歎を発してわが運命を詛(のろ)うに至るは...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...普通の信者はかかる際は神を詛いて信仰を棄てる...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...これ天の呪詛(じゅそ)を受けたるものと自覚しとうとうやめちまいました...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...呪詛と反感と狂望と歓喜...
谷譲次 「踊る地平線」
...なんじを詛(のろ)うものを祝し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...命(めい)を下せる人を逆(さか)しまに詛(のろ)わんとす...
夏目漱石 「野分」
...自らを呪詛(じゅそ)する季節にいたのだ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...卜筮(うらない)呪詛(まじない)一切不信仰で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...老婆呪詛のあまりにも卓抜であり過ぎたためである...
正岡容 「我が圓朝研究」
...しかしこの地方の呪詛たるダヴェイナ・アラビア人は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...巫后と妖蠱(ようこ)呪詛(じゅそ)し女にして男淫するを以て皆辜(つみ)に伏す...
南方熊楠 「十二支考」
...上人怒て此所の民毎に此病に罹るべしと詛うたのが起りだと云ふ(Sven Hedin,‘Through Asia,’ 1898, vol., p. 728)...
南方熊楠 「詛言に就て」
...アリの敵アブベックルとオスマンとオマー三人を詛はしむ(Chardin,‘Voyage en Perse, ed. Langlis,’ 1811, tom., p. 36)...
南方熊楠 「詛言に就て」
...源氏夫婦への詛(のろ)いの言葉を吐き散らした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そのドレよりも詛(のろ)わしい...
夢野久作 「冗談に殺す」
...ただし関東の呪詛(じゅそ)ではない」「いやいや...
吉川英治 「私本太平記」
...婆の呪詛(じゅそ)を和(やわ)らげるには?)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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