...米国におけるピーボデーと同様の名声をかちうべき約束にあるものと賞賛したシカゴ・トリビューンの「青年実業家評判記」の切り抜きなどを封入して来た...
有島武郎 「或る女」
...しかしまたそれにも拘らず「猶私よりも評判記且御入用にも候はば――失念仕間敷候」云々のごときは...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...享保の芸風を追慕して止(や)まざりし『隣(となり)の疝気(せんき)』または手柄岡持(てがらのおかもち)が壮時の見聞(けんぶん)を手記したる『後(あと)は昔物語(むかしものがたり)』等を繙(ひもと)きて年々の評判記と合せ読み...
永井荷風 「江戸芸術論」
...先づ文学としては役者評判記(やくしゃひょうばんき)また劇場案内記(げきじょうあんないき)等の類にして...
永井荷風 「江戸芸術論」
...此等のカッフェーの光景と給仕女の評判記に至っては現代の雑誌新聞の紙面を埋むる好資料である...
永井荷風 「申訳」
...自分の評判記を学生間に流布(るふ)した...
夏目漱石 「三四郎」
...吾輩の忍んで来る前に評判記はすんだものか...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...此間やまと新聞かで品川芸者の評判記が出てゐたが...
平出修 「二黒の巳」
...天保七年に大阪で刊行された「大相撲評判記」に両力士の勝負がある...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...両力士の勝負は殆んど互格となつて居るが此評判記は...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...安永九年のやうに「評判記」に出ているが...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...谷風は大阪で二回も小野川に負けて居る「評判記」の記事は...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...時たま馴れ合いの評判記を書くとか...
山本周五郎 「新潮記」
...芝居の評判記とか...
山本周五郎 「へちまの木」
...劇評の元祖『評判記』芝居茶屋とその頃の見連芝居小屋が劇場と改まり...
山本笑月 「明治世相百話」
...梅素玄魚の三名が黒表紙の『評判記』を出したのは明治十一年から二十年まで...
山本笑月 「明治世相百話」
...『三題ばなし』『楽屋評判記』などに名前の載っている連中...
山本笑月 「明治世相百話」
...当時の評判記にも大上上吉の位付...
山本笑月 「明治世相百話」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??