...かれこれと女を批評する男が尠(すくな)くないやうですが...
伊藤野枝 「新らしき婦人の男性観」
...局外者の評するところをみるに...
井上円了 「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」
...批評するヒマがあるなら創作してくれ...
竹内浩三 「鈍走記」
...批評する方は云わば社会の立場に立っている...
戸坂潤 「思想としての文学」
...書物を一々批評するといふ劉向...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...まず大した事件も起らずに済んだと評する方が適当かも知れない...
夏目漱石 「行人」
...いっそう注意してその人の性質の善悪や人格の高下等を批評することを慎(つつし)まねばならぬ...
新渡戸稲造 「自警録」
...勘三に言わせると「空家に住む人物」だと酷評するので...
林芙美子 「泣虫小僧」
...その国の学校を評するに...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...他人の事を論じ他人の身を評するには...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...ここより歌人としての曙覧につきて少しく評するところあらんとす...
正岡子規 「曙覧の歌」
...東洋の歌を評すると西洋の歌を評するとによりて相異なるべくもあらず...
正岡子規 「人々に答ふ」
...憲政会連が若槻首相を評する様に聞える...
南方熊楠 「きのふけふの草花」
...そう批評する人は少いわ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...低い周囲を批評する力が自分にあるということは自分の高さを意味しはしませんからね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...猶これを評することを得べし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...そしてグループを一纏めにして批評する癖があるが...
柳田国男 「故郷七十年」
...それを反対にゴツホをして氏を言はしむれば何と評するであらうか...
山村暮鳥 「小川芋銭」
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