...氏は笑いながら「ある人は私が炬燵(こたつ)にあたりながら物をいっていると評するそうだが...
有島武郎 「宣言一つ」
...この芝居を見て芝居の善悪くらいは評するということがなければ...
大隈重信 「政治趣味の涵養」
...その行為はとうてい善悪の二字をもって評することはできぬ...
丘浅次郎 「動物界における善と悪」
...秀真君の鋳物を批評するのにもこの写生ということを極言して従来の型にはまろうとする上に警告を与えるのを常としていた...
高浜虚子 「子規居士と余」
...批評するヒマがあったら...
竹内浩三 「鈍走記(草稿)」
...心の独立といふことをもつと鼓吹しなければならない』全体の感じ作を批評するのに...
田山録弥 「解脱非解脱」
...自から批評する中に段々人間と自然とに対する理解が出来て来て...
田山録弥 「自他の融合」
...……気分は出てるな……それに表現もある」と彼は批評する...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「天才」
...此共通傾向を取て批評するといふのも亦た批評の一方であると思ふ...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...おのれの専門外の芸術をもあえて批評する芸術家らの滑稽(こっけい)なことを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それを互に批評するという位に止まっていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...それを母親が批評するという...
中島敦 「光と風と夢」
...頭だけで評すると何か緞帳役者(どんちょうやくしゃ)のようにも見えるが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...批評する方でもその限りでは安心と自信をもってやれるわけです...
三好十郎 「恐怖の季節」
...われはこれを評するに當りて...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...「茶」は色々批評する人もあるし...
柳宗悦 「民藝四十年」
...その裏づけとなる義務の點については極めて消極的ではないかと評する者がある...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...◇翁の芸風を当時の一子方に過ぎない筆者が批評する事は...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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