...したがって田辺博士は単に当然の言をなしたに過ぎないとさえ評するものもある...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...まだあんなものを批評するに充分な資格は自分にはないのだ...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一四年三月号)」
...小笠原流の礼法を標準としてロシアの百姓(ムジーク)の動作を批評するようなものかもしれない...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...で例えば文学を「文学」外から批評するなどということは...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...その内容を批評する...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...閣下の内閣を評するものは曰く現内閣の長期なる所以は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ほんの頭の上で自分の面白いと思つた所を批評する...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...追々洗君の絵とは釣合わないものがあるという事を批評する人があり...
中里介山 「生前身後の事」
...見惨(みじめ)と評するよりほかに評しようがない...
夏目漱石 「思い出す事など」
...自分の夫を評するときに...
夏目漱石 「道草」
...「何もお金さんの場合をとやかく批評する気はないんだが...
夏目漱石 「明暗」
...離れる事ができなくなったと評する方が適当であった...
夏目漱石 「門」
...(「雜駁な」といふ語は彼が彼自身を批評するために使用した語である...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...」この文章から推して直ちにディルタイの歴史觀を個人主義的として論評するのは固より早計であらう...
三木清 「歴史哲學」
...とくに私の注意を引いた作品を論評する...
三好十郎 「恐怖の季節」
...以て詩の質(ヱエゼン)と詩人の技倆とを直評するに至るを免れむとするものなり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...逍遙子が後沒理想論を評すること...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...それを反対にゴツホをして氏を言はしむれば何と評するであらうか...
山村暮鳥 「小川芋銭」
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