...ただちに反発して『若造』のやり方を詈りはじめもした...
犬田卯 「荒蕪地」
...木村派の三百余人が肩を怒らした壮士たちを先頭にして道を塞ぎ、罵詈をあびせ、石を投げ、さては傍の木の上から小銃を空射ちして威嚇した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...罵詈雑言のあびせ合いから...
大杉栄 「続獄中記」
...そして彼の智慧に対して女王から浴びせかけられた罵詈は最後の拍車だった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...於レ是祖神尊恨泣詈曰...
高木敏雄 「比較神話学」
...罵詈雑言(ばりぞうごん)は慎しまなくてはならぬ...
辰野九紫 「青バスの女」
...返事といえばただ向こうから止めどなくやってくる罵詈雑言...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...たちまちにして彼に對する罵詈雜言が...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...罵詈(ばり)だか...
夏目漱石 「坑夫」
...前夜用いた罵詈(ばり)の言(げん)は...
新渡戸稲造 「自警録」
...罵詈(ばり)と礫(つぶて)の雨を降らせ...
野村胡堂 「礫心中」
...アハハハ」戯言(ぎげん)とも附かず罵詈(ばり)とも附かぬ曖昧(あいまい)なお饒舌(しゃべり)に暫らく時刻を移していると...
二葉亭四迷 「浮雲」
...貴君と気の合わないものは皆(みんな)破廉耻と極(きま)ッてもいないから……それを無暗(むやみ)に罵詈して……そんな失敬な事ッて……」ト些し顔を※(あか)めて口早に云ッた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...斯く申さば讒謗(ざんばう)罵詈(ばり)禮を知らぬしれ者と思ふ人もあるべけれど實際なれば致方無之候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...かく罵詈がましき言を放たねばならぬやうに相成候心のほど御察被下(おさっしくだされ)たく候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...薯怒って鳶を詈(ののし)る...
南方熊楠 「十二支考」
...足を截られよと罵詈したので...
南方熊楠 「詛言に就て」
...あらん限りな罵詈(ばり)を浴びせられた揚句(あげく)で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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