...まだそのことを十分に証拠立てるのには資料が不十分であると云(い)って疑っている学者もないわけではないのです...
石原純 「チャールズ・ダーウィン」
...主人公の不行跡よりは主婦の感化力の乏しいのを証拠立てる...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...作者の頭脳の明澄透徹を証拠立てる...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...彼の無罪を証拠立てるに十分ではないでしょうか...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...多くの実例を挙げて証拠立てることが出来るが...
丘浅次郎 「人類の将来」
...私の説を証拠立てるために...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「麻酔剤」
...新聞は生活の一部であることを証拠立てる...
種田山頭火 「其中日記」
...その観察と理解とのいかにすぐれてゐるかといふことを証拠立てることが出来る...
田山録弥 「西鶴小論」
...改めて証拠立てることになるので...
豊島与志雄 「白日夢」
...潔白を証拠立てるヤクザの作法の一つなんでさあ――」と説明を加えたことによって...
中里介山 「大菩薩峠」
...余が平生主張する趣味の遺伝と云う理論を証拠立てるに完全な例が出て来た...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...彼はまた非常に豊富な材料の所有者であるという事を容易に証拠立てる...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...少なくともそれを証拠立てるような徴候というものはない...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「家長の心配」
...一方に於てはエスペラントなるものが此需要を満足する恰好(かつかう)の言語であることを証拠立てるとまあいふべきでせう...
二葉亭四迷 「エスペラントの話」
...歴史上の事実に徴してもこの説の大なる誤謬であることを証拠立てることが出来ようかと思われる...
穂積陳重 「法窓夜話」
...一応明瞭に証拠立てる事が出来るやうにしてある...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...その社会は欠陥をもつことを証拠立てる...
柳宗悦 「工藝の道」
...そうしてこのことを当時の短歌がまた証拠立てるのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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