...彼から云へばわしに対する愛情ある興味を証拠立てゝゐるのであるが...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...法に対しては自分の潔白を証拠立てる事が出来ても...
伊藤野枝 「ある女の裁判」
...男子に比して女子の劣等なることを証拠立てんと試むる程無用なものはない...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...よりよく利用せられるであらうといふことを証拠立てゝはゐない...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...ついでにそれを明白に証拠立てておかなければならぬ...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...それはかれの作物から発散するがそれを証拠立ててゐる...
田山録弥 「西鶴小論」
...はつきりとそれが証拠立てられてゐる...
田山録弥 「手品」
...この言葉を証拠立てるために...
戸坂潤 「科学方法論」
...のっぴきならぬ程実証的に証拠立てられるに至らなかったまでである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...決して本当の自由主義の正当なイメージでなかったことを証拠立てている...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...けれどもとにかく軍人がインデペンデントであるということはあれで証拠立てられている...
夏目漱石 「模倣と独立」
...人を見たら泥棒と思えと云う格言は寒月第二世の行為によってすでに証拠立てられたが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...少なくともそれを証拠立てるような徴候というものはない...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「家長の心配」
...歴史上の事実に徴してもこの説の大なる誤謬であることを証拠立てることが出来ようかと思われる...
穂積陳重 「法窓夜話」
...証拠立てられる事実が間へ這入(はい)って来ると...
森鴎外 「かのように」
...何の血すじのつながりもあり得ませぬことをハッキリと証拠立てられるようにもなっております事が...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...久しく人間の手が触れていない事を証拠立てている...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そうしてこのことを当時の短歌がまた証拠立てるのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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