...台の上にはいつか彼が紋三に見せた証拠の品々が並んでいるのだ...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...証拠の品は?」「外にと申しますと?」「刀とか...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...「軽率なる御振舞、何故、証拠の品を、毀し召された」将曹は、少し、額を、蒼白ませながら、小藤次と、伊集院に「御渡りになったらしい」と、いって、襖へ手をかけようとした...
直木三十五 「南国太平記」
...後ろ手に閉めて、二人の前へ坐ると「何か、証拠の品が、あると申されるか」「ござります――これなる――」仙波が、膝の上で、包みかけていた箱を、差出した...
直木三十五 「南国太平記」
...敷居越しに「申し上げまする」将曹が「何じゃ」「その証拠の品を戻してくれいと...
直木三十五 「南国太平記」
...斬り落されたのじゃ」「まあ」「庄吉は――その証拠の品を...
直木三十五 「南国太平記」
...あん畜生に思い知らせる証拠の品――というのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そこで井戸の中に証拠の品があると言って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...謀叛の企て証拠の品を揃えて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まして持参のお証拠の品々は紛れもなく正しい物と定まって居りますのでございます...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...また官庫の附近に落ちていた証拠の品などから察するに...
吉川英治 「江戸三国志」
...証拠の品は持って来てくれたろうな」「これですかい」石秀は...
吉川英治 「新・水滸伝」
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