...民衆が信じていたという証拠としてマスペロ(Maspro)に従って次の物語をしよう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...ある「頭の悪い」というので通っている名優の頭の悪い証拠として次のようなことを書いてあった...
寺田寅彦 「さまよえるユダヤ人の手記より」
...この金入を証拠としてあかりをお立てになったら...
直木三十五 「新訂雲母阪」
...書物や又聞(またぎき)を証拠として主張するのであるし...
中里介山 「大菩薩峠」
...その証拠として近々一家を鏖(みなごろし)に仕る可く随分要心堅固に被遊可(あそばさるべ)く候 頓首蝙蝠冠兵衛 亡霊銭形平次殿こんな人を嘗(な)めたことが書いてあるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その証拠として本日から3月のあいだ混ぜ物処理者のどのような名前をも発表することはないであろう...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...彼が犯行後如何に冷静であったかという一つの証拠として...
浜尾四郎 「殺人狂の話」
...その一つの証拠として彼女が最後に送った速達便をあげましょう...
浜尾四郎 「死者の権利」
...そしてその証拠として...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...証拠としてこの半ポンド金貨をやろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...その時僕は牢獄の中に坐ってゐた格子が僕と看守の腰のピストルとの間をへだてゝゐた看守はわざ/\低くつくりつけた窓からのぞきこむために朝々うやうやしく僕にお辞儀し僕は まだ脱獄してゐない証拠としてちびつけのブハーリンのような不精髯の間から朝々はったと看守をにらみつけたこれが僕らの挨拶だった朝になると...
槇村浩 「長詩」
...こちらでは烏がお供えを啄(ついば)むと難なく極楽へ行けたという証拠としているのだそうですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...寛仁の一つの証拠として敢えてあげているそのラテンの歴史家**とはいったい誰か...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こんなのは愛情の証拠として不十分である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...現実の証拠として...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その証拠として、あっしが知っている限りのことを、今日はのこらずお耳に入れておきます」こう言って、九兵衛はふいと立ちました...
吉川英治 「江戸三国志」
...この個所を有名な証拠として引用したであろう...
和辻哲郎 「藤村の個性」
...この見方のためには伝宸翰本の文章の相違が一つの証拠として用いられ得るであろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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