...ココアを一杯註文(ちゅうもん)した...
芥川竜之介 「歯車」
...家族懇話会――委(くわ)しく註するまでもない...
泉鏡花 「婦系図」
...呉服屋にこんな風なものあんな柄のものと頻りに註文していられました...
上村松園 「好きな髷のことなど」
...その渡来の時日がぴつたり註文に合ふが...
薄田泣菫 「独楽園」
...左の腋の下に杖(かせづえ)(註三四)を持っていて...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...七つだけ十二支を描いてくれ――とかう言ふ註文ぢやありませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...店主(おやじ)の小田亀造ちゅうのは、アメリカの駆逐艦のコックをしとったとかいう面白い男でな、註文してあるけ、後(あと)で来るじゃろが、チャップリンとか、チャプスイとかいうような、珍しい料理も作る...
火野葦平 「花と龍」
...英国はじめ大陸の新聞にも「探ね人」の註とともに載(の)った...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...栗の文中には「栗(ササグリ)サヽトハ小ナルヲ云小栗ナリ又シバクリト云爾雅ノ註ニ江東デ呼ブ二小栗ヲ一為二ジ栗ト一崔禹錫(さいうしゅく)食経ニハ杭子ト云ヘリ春ノ初山ヲヤケバ栗ノ木モヤクル其春苗ヲ生ジ其秋実ノル地ニヨリテ山野ニク生ズ貧民ハ其実ヲ多トリテ粮トス筑紫ニ多シ庭訓往来(ていきんおうらい)ニ宰府ノ栗ト云是ナリ蘇恭(そきょう)ガ茅栗細ニシテ如二橡子ノ一ト云シモシバクリナルベシ」と述べてあるが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...「道灌」のギャグと同じちょっと呼吸に損な点があるが(必ず次回にこちらの註文の出し方を掴んでみます!)他はことごとく「大真打」としての芸格あるものでした...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...〔訳註〕この註は第三版より現る...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...(訳註――この註の文章の部分すなわち『ここに記した』云々以下は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...農業及び商業主義『土地と労働との(訳註――本章の最初の部分は第一...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...多少拙註を加えて左に抄訳せり...
南方熊楠 「十二支考」
...春水遺稿の干支の下に最も簡明に註せられてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...実地の参考になるか知れん……という註文を受けましたものですから...
夢野久作 「爆弾太平記」
...(註)セイ氏は次の章句において...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...(註)読者は、この主題をより明かならしめんがために、私が、貨幣をもって価値において不変なものと看做し、従って価格のあらゆる変動は貨物の価値における変動に帰せらるべきものと看做していることを、記憶せられんことを乞う...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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