...自分で診ることも誰かを連れてきて診てもらうこともなく...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...或大官の病を診る爲めに數日間何處かに旅行をして居るとの事であつたのが漸く歸京をしたものと見えた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...「國手が某伯爵を診る爲めに旅行をして其留守中に腹膜炎を併發した...
高濱虚子 「續俳諧師」
...診ると、一時間も、いや一分間も猶予の出来ない状態なので、早速院長を招んだところ、院長の診断もやはり、すぐその場で手術をしなければ可(い)けないというのです...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「麻酔剤」
...自分の親だの子だのいふ者を診るのはじつに困るんだ...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...道平を診るとなると...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...肉親を診る時に心が乱れて困るといふ房一の打明けををかしがりはしてゐたものの...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...子供を診るのが上手であった...
徳田秋声 「黴」
...町家の者を診ることも出来て収入が多いので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...それで患者を診るどころか...
永井隆 「この子を残して」
...やっぱり狂気だと診るか」「わかりませんが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...養生所へ伴れていって診ると...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...典医が診ると、せっかく一時なおっていた金瘡(きんそう)がやぶれ、全身の古傷から出血していた...
吉川英治 「三国志」
...私がぐずぐずしている間(ま)に、春日はその木島を抱え起し、脈を診ると、『まだ大丈夫だ、すぐ手当をすれば受合(うけあ)う……』『そう、それじゃすぐ病院へ……』――手廻しよく呼ばれて来たタキシーで、木島をはじめ私達四人は、すぐこの町で一番大きい村田医院へかけつけた...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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