...それに今日の診斷の結果で又二名増えた...
石川啄木 「赤痢」
...ある立派な家へ貴婦人を診に行ったと話しする...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...インガルスは医者の診察室に背高(のつぽ)な身体(からだ)を現した...
薄田泣菫 「茶話」
...………………午後一時児玉さん来診...
谷崎潤一郎 「鍵」
...仮にひょっくりどこか往診先で...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...後に東京へ出て来てどこかの医者の代診をしているという噂を聞いたように思うだけである...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...ふたりが診察室に堂々と入ってきたのです...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「患者兼同居人」
...彼女がある懇意な婦人科のK氏に診(み)てもらいに行ったのは...
徳田秋声 「仮装人物」
...その心境打診のためもあったのである...
豊島与志雄 「鳶と柿と鶏」
...診療から帰った友が徹夜で看病してくれて...
永井隆 「長崎の鐘」
...こんな日に往診なんかに行かなくてもよかろうに...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...医師の診察を受けしめ...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...最初の診察を受けた後...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...診てもらえ」床にごろんと転がされ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...診断したヤブ医者によれば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...獣医さんが虎列剌(コレラ)と診断したのは無理もない...
夢野久作 「無系統虎列剌」
...うす暗い中の一瞬の貌診ですぐ直覺され...
吉川英治 「折々の記」
...病氣(びやうき)は急激性肺勞(ギヤロツピングコンザンプシヨン)と診斷(しんだん)された...
若杉鳥子 「彼女こゝに眠る」
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