...中には霊の飢餓を訴うるものがあっても...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...乙は神に訴うる語...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...これほど現代の人に強く訴うるものはあるまい...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...今の人の誰人にも訴うるの無益を悟りて後世に知己を求めんとの心より出でし言である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...この惨憺たる有様を訴うることが出来るか...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...文中に「貧の良民独り其不幸を訴うべき所なくして...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...『青年に訴う』は...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...)「なんじを訴うる者とともに途(みち)に在るうちに...
太宰治 「HUMAN LOST」
...訴うる者なんじを審判人(さばきびと)にわたし...
太宰治 「HUMAN LOST」
...すなわちいっそう大きな自然的な光を私に与えなかったということを訴うべき何らの理由も有しない...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...神が私に悟性よりもいっそう広く及ぶところの意志を与えたということを訴うべき理由を有しない...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...誰かをさして訴うるらしく...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...理性にも同情にも訴うるのでなく...
永井荷風 「妾宅」
...「女の贈り物受けぬ君は騎士か」とエレーンは訴うる如くに下よりランスロットの顔を覗(のぞ)く...
夏目漱石 「薤露行」
...兵力に訴うるも必ず成就せしめざるべからず」と力説している...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...疼痛を訴う...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...遠慮なくこれを論じて訴うべし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...必ず不都合を訴うることならん...
福沢諭吉 「日本男子論」
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