...吾人キリスト者の実験に訴うる時は...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...これほど現代の人に強く訴うるものはあるまい...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...ことに選挙人の公徳心に訴うるの外(ほか)途(みち)無しと信ずるのである...
大隈重信 「選挙人に与う」
...またまた「青年に訴う」が起訴される...
大杉栄 「獄中消息」
...訴うる者なんじを審判人(さばきびと)にわたし...
太宰治 「鴎」
...すなわちいっそう大きな自然的な光を私に与えなかったということを訴うべき何らの理由も有しない...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...ルソー輩の鼓舞煽動(こぶせんどう)に出でたりとて恨めしくその不平を訴うれども...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...誰かをさして訴うるらしく...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...子供を返してくれと訴うる様のいかにも哀れなのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...「女の贈り物受けぬ君は騎士か」とエレーンは訴うる如くに下よりランスロットの顔を覗(のぞ)く...
夏目漱石 「薤露行」
...逝(ゆ)く春の恨(うらみ)を訴うる所作(しょさ)ならば何が故(ゆえ)にかくは無頓着(むとんじゃく)なる...
夏目漱石 「草枕」
...この、訝(いぶか)るがごとく、訴うるがごとく、深い眼のうちに我を頼るがごとき女の表情を一瞬たりとも、我から働きかけて打(う)ち壊(こわ)すのは、メロスのヴィーナスの腕(かいな)を折ると同じく大(おおい)なる罪科(ざいか)である...
夏目漱石 「野分」
...兵力に訴うるも必ず成就せしめざるべからず」と力説している...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...疼痛を訴う...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...その不筋(ふすじ)なる次第を政府に訴うべきのみ...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...静かにこれを政府へ訴うべきはずなるに...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...遠慮なくこれを論じて訴うべし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...別に苦情を訴うることもなく...
福田英子 「妾の半生涯」
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