例文・使い方一覧でみる「許し難い」の意味
スポンサーリンク...又「一千一夜物語」の完訳は風俗上許し難い... 
芥川龍之介 「リチヤアド・バアトン訳「一千一夜物語」に就いて」
...たとえば仕事の途中でこれを抛棄して他へ走るがごとき無責任な行動は社会人としても許し難いばかりでなく...
伊丹万作 「映画界手近の問題」
...この説明いまだ全く信許し難いけれども...
井上円了 「おばけの正体」
...哲学の理論体系と無関係だということはあり得べからざる許し難いことでなければなるまい...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...許し難い奴だ、あのマドロスめ――もう一ぺん締めてやらなければ...
中里介山 「大菩薩峠」
...仮りにも頭巾（ずきん）のままの通行は許し難いものがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...然（しか）るに貴様は同郷であると言いながら、勇士をさように侮辱する、許し難い、その指の恰好（かっこう）はそりゃ何だ」よたとんが阿弥陀様のするような変な形をしていた指先を、五十嵐がそのまま逆にとって捻（ね）じ上げました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いかにも許し難いことだったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...気の毒な娘までも手に掛けようとしたのは許し難いことですが――お気の毒でございます」「それに大垣氏（うじ）は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...許し難いことぢやございませんか」「――」彦三郎は唇（くちびる）を噛みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...全く許し難いやうな氣がするのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この儘には許し難い...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...派生的從屬的以上の意義は許し難いであらう...
波多野精一 「時と永遠」
...また許し難い存在であつたかも知れない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...とても許し難い無礼だとマザロフが激怒したが...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...若い女を監禁して居るのは許し難い...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...いささか許し難いが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...許し難い不注意なのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
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