...祭器の見張番に倅(せがれ)をよびたいと申出たので父はこれを許した...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...二十八歳からはそれぞれ妻帯を許し...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...海い這入(はい)ることぐらい許して頂戴...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...「まあわしの許しを乞(こ)え...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかしそれは許してやらなければいけない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それを許しているではないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...「どっちから行っても許しません...
中里介山 「大菩薩峠」
...生徒の激励にもなることゝ思ふので……」と云つて許してしまつた...
中原中也 「校長」
...今ここで許してやることなどどうして出来るものかと思つてゐた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...いづれ勘當を許して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一応お村を許して帰しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今度だけは許してやる...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...またそれを許したからであるにすぎない...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...母さまのお許しと後見(こうけん)なしには其處までさへも來られない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...姫君のほうの南側の座敷の御簾(みす)の中へ来ることを許したのであるが台盤所(だいばんどころ)の女房たちの集まっているほうへはいることは許してないのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そのお一人との結婚のお許しが得られたらうれしいだろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼の偉力を我々の理性によってとり囲んでいる(わたしは哲学の許しをえて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「だれの許しを得て休むのだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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