...今しも登りかけた許りの二十日許りの月が...
石川啄木 「病院の窓」
...友達の許(とこ)へ...
泉鏡花 「女客」
...大使館は条件付きで許可すると言っているそうではありませんか...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...捕卒は縄つきのままで許宣を道案内にして双茶坊へ往って...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...国許の従妹と結婚した...
豊島与志雄 「公孫樹」
...照顕さまからお許しがありましたから……と西浦からの伝言があった時...
豊島与志雄 「非情の愛」
...最大限度に許されてもいいことであると思う...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...習慣の許すところにおいては...
中里介山 「大菩薩峠」
...医師開業の許可において手術の能力について高いストレッスがかけられていた...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...ひどい苦面で親許身請をし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...娘の許婚の口を破談にし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御主人」「こんな筈はないのですが」「鍵が違ひはしませんか」平次はその手許を差覗(さしのぞ)きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...物を食う男の口許(くちもと)を母親のように見とれる年齢に達していた...
本庄陸男 「石狩川」
...また広大なその庭園一帯は此又河内山の好みとして宛かも果樹園のやう果実の実る花木許りを雑然と植ゑちらしてゐたものであつたなどと云ふこと丈けは幼時亡祖母から繰返し/\聞かされてゐた...
正岡容 「下谷練塀小路」
...あなたのくれた懐剣で私は人を刺すのです許してくださいあなたは一番大事なものはミサオだといってこれを私にくれましたその翌日からお前さんを私はつけはじめたお前さんのしている仕事と...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...画堂の額(がく)うつすべき許(ゆるし)を得て...
森鴎外 「うたかたの記」
...其許(そこもと)がおれの苦悶をご存じないはずはないが」「はて...
吉川英治 「三国志」
...其許がお世継じゃろうが...
吉川英治 「私本太平記」
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