...質問せしに松田藏相は何れの國と雖ども開戰準備金を設くるものならず只萬一の際は國民愛國心に訴ふる外なしと遣込め...
石川啄木 「雲間寸觀」
...問題の目的が「然(しか)らば男女関係の上に設くべき...
石川啄木 「性急な思想」
...堂内別にヤソ降誕の壇を設く...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...廃寺保存の用に備うる方法を設く...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...これを愛護しこれを専攻するの方法を設くるは...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...此コデと言ふ者は支那の古へ祭祀ある毎に設くる所の尸と同一なるべし...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...大村和吉郎外三名の質問には「今特に調査委員会を設くるが如きは其の必要を認むるに至らず」と答え...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...未(いま)だ来(きた)らぬを待ち設くること勿れ...
高神覚昇 「般若心経講義」
...そしてこのわれわれの衣食住の必要品やぜいたく品を所狭くわずらわしく置きならべた五層楼の屋上にこの小楽園を設くる事を忘れなかった経営者に対してたとえ無自覚にしろ一片の感謝を表しない人はないであろうと思う...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...盛大の宴を彼らのため設く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ついに植民地を地中海の海岸に設くる四十に越えたり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...已(すで)にして幕府の吏と陣を設くるの処を議し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...各神牌(しんぱい)を設くべし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...同一民族の善良な人々の異なった思想の間に国境を設くることの愚かさをも見てとった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...さまで優劣の階段を設くる必要なき作品に対して...
夏目漱石 「文芸委員は何をするか」
...六十四校を順歴して毎校に講席を設くること一月六度...
福沢諭吉 「京都学校の記」
...量刑に軽重長短の範囲を設くべき旨を主張せられたという事である...
穂積陳重 「法窓夜話」
...其為に酒食を設く...
柳田国男 「山の人生」
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