「訣」の意味
別れの方法
小説での「訣」の使い方
...半三郎の脚はその間も勿論静かにしている訣(わけ)ではない...
芥川龍之介 「馬の脚」
...尤も時々霧の中から太い毛生欅(ぶな)や樅(もみ)の枝が青あをと葉を垂らしたのも見えなかつた訣ではありません...
芥川龍之介 「河童」
...致す訣(わけ)もないと申したようじゃが...
芥川龍之介 「三右衛門の罪」
...それを見るとどう云う訣(わけ)か...
芥川龍之介 「将軍」
...どういふ訣(わけ)か...
芥川龍之介 「日本の女」
...――僕はかう云ふ僕の夢を嘲笑(あざわら)はない訣(わけ)には行かなかつた...
芥川龍之介 「歯車」
...)けれども僕等の散文が詩人たちの恩を蒙(かうむ)つたのは更に近い時代にもない訣ではない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...同時に又ちよつと表忠碑にも時代錯誤に近いものを感じない訣(わけ)には行(ゆ)かなかつた...
芥川龍之介 「本所両国」
...それは皆どう云ふ訣(わけ)か...
芥川龍之介 「本の事」
...』と老人(ろうじん)は一向(こう)済(す)ました面持(おももち)で『ごく幼(おさな)い時分(じぶん)に父母(ふぼ)に訣(わか)れ...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...幼い訣(わけ)とは思うが何分にも忘れることが出来ない...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...いささかこの道の妙訣(みょうけつ)を感得仕(つかまつ)り申候ものの如き実情に御座候...
太宰治 「不審庵」
...他日の幸運を希望して訣れた...
辰野隆 「感傷主義」
...描写の秘訣は選択に在るとも云い得らるるだろう...
豊島与志雄 「文学への実感について」
...南画の秘訣(ひけつ)はここにあるということに決めた...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...文学にもまた訣別を告げたのではなかったのか...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...尤も時には偉大なる片輪に敬服することもない訣ではない...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...何の訣(わけ)だか知らないが...
森鴎外 「金貨」
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