...記念すべき霜月(しもつき)の末の日よモナ・リザは歩み去れり雷門の「よか楼」にお梅さんという女給がいた...
高村光太郎 「ヒウザン会とパンの会」
...この記念すべき出来事を...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...この記念すべき光景――この記念すべき言葉――狼煙(のろし)のように...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...しかし、かかるかたちにおいて、一つの橋頭堡を、われらの永い文化の闘いにおいて、かちえたことは、現段階の酷薄な情勢のなかにあっては、一つの前進であり、記念すべき、勝利への第一歩であるというべきである...
中井正一 「図書館法ついに通過せり」
...学界では記念すべき本が出ている...
中井正一 「美学入門」
...予備作業班が発足した記念すべき三月四日には...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...あの記念すべき最後の夜...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...記念すべき日、結婚...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一九三六年は私にとつて生涯記念すべき年であつた...
北條民雄 「井の中の正月の感想」
...永遠に記念すべき出来事でゞもあるやうに感ぜさせた...
マクシム・ゴルキイ Maksim Gorkii 森林太郎訳 「センツアマニ」
...ここに掲げる櫃もその記念すべき一時期が産んだ作である...
柳宗悦 「工藝の道」
...私はあの江戸を記念すべき日本固有の建築の死を悼(いた)まずにはおられない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...なるほどこの日が女に取って最も名誉ある記念すべき日なる故に...
柳田国男 「年中行事覚書」
...記念すべき上代の故跡に近いから...
柳田國男 「和州地名談」
...矢代はもうこの記念すべき房へは二度と来ることはあるまいと思い...
横光利一 「旅愁」
...記念すべきこの重陽(ちょうよう)の会は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...記念すべき日でなければならぬ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...この歌集は私のものゝ中でも最も記念すべきものである樣に思はるゝ...
若山牧水 「樹木とその葉」
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