...女性にも秘密を厳守することができるという記念すべき実例として...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...人間の行為のうち最もうるわしく最も記念すべきものはこの時刻にはじまる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...記念すべき台詞だ...
太宰治 「正義と微笑」
...それは物理学の歴史でおそらく最も記念すべき日の一つになるかもしれない...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...此の記念すべき日の喜びを句に纒めよと暗示するかのように見える...
富田木歩 「小さな旅」
...この記念すべき光景――この記念すべき言葉――狼煙(のろし)のように...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...大きなその闘いの記念すべき世紀であった...
中井正一 「現代美学の危機と映画理論」
...あの日のままれんがや電線やトタンが散らばっているのも一つの記念すべき情景だね...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...予備作業班が発足した記念すべき三月四日には...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...この記念すべき朝の食卓には...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...この記念すべき実生モウソウチク林は大正元年(1912)に実(み)すなわち穀粒を播いてはやしたものだが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...記念すべき一九一七年からソヴェト同盟は年々当面の生産計画とともに常に先へ先へ五ヵ年位ずつ一まとめにした生産拡大計画をもって進んで来た...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...蘭軒の姉幾勢(きせ)が記念すべき事に遭遇した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...蘭軒の家に猶一事(じ)の記念すべきものがあつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...私はあの江戸を記念すべき日本固有の建築の死を悼(いた)まずにはおられない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...それはいまもなお私の記念すべき蔵書の一つとなっている...
柳田国男 「故郷七十年」
...国土平定というごとき記念すべき大事業を...
柳田国男 「山の人生」
...初めて青べかの売込みをされた記念すべき場所であった...
山本周五郎 「青べか物語」
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