...私も此の人の外に心を託すべき女性は無いと思うようになった...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...汝はわが子孫を託すべき者...
太宰治 「右大臣実朝」
...謹慎の二字実に孔明の人物を悉くせりと夫れ社稷の名臣は多く謹慎の人なり謹慎の人に非ずむば決して天下の大事を託す可からず顧ふに近衛公を知らざるものは其言動の往々矯激に失するあるを以て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...自分に託する利助の心持が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんな事に屈託する八五郎でもなかったのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まだどこかに私の一生を託す男が出てこないとも限らないもの...
林芙美子 「新版 放浪記」
...あの小さい生命を託す氣にはなれなかつた……」早苗は...
林芙美子 「風媒」
...一本の藁に身を託すことの出来るのはせいぜい蠅ぐらいのものだという...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...第二にはジネストの奥さんの手紙が表面には法律上と処世上との顧問を自分に託するようであって...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...諸君もし他日余にこの事業を委託することあらば...
穂積陳重 「法窓夜話」
...これを内国人に委託するよりは優っているとの論に附加して...
穂積陳重 「法窓夜話」
...三の有力者に託するに藩の大事を以てし...
森鴎外 「渋江抽斎」
...自分はそこに望みを託すというようなことだったが...
柳田国男 「故郷七十年」
...後事は樫尾に委託すべし――との暗号電報が到着致しました...
夢野久作 「暗黒公使」
...門番を叩き起して託すがいいか...
吉川英治 「剣難女難」
...それぞれに後事を託するところがあった...
吉川英治 「三国志」
...それを神鬮に託すようなことはあり得ないと決めていたからである...
吉川英治 「新書太閤記」
...あなたが男の半生を託すに足る山泊(やま)であるかないかもご分別がつくでしょう...
吉川英治 「新・水滸伝」
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