...かけ物は絵の代りに、訓言や、古典から取った道徳的の文句を、有名な人か仏教の僧侶かが書いたものであることがある...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...3.人間は萬事に慣れるものだといふことは千古の訓言である...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...とにかく次の二つの訓言(くんごん)だけは絶対に理解した...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...祖父(ぢゝい)の訓言通(をしへどほ)り...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...もし今日よりしてかの封建世界の訓言たるいかなる場合にても決して一国生活の必要を他に仰ぐべからずという固陋(ころう)なる悪習を去り...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...かかる人にたいして訓言を与え...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...訓言(おしえ)は薬のようなもので...
中島敦 「悟浄出世」
...一寸倉に行つて乃木さんの訓言の掛軸があるからあれを持つて来い...
中原中也 「耕二のこと」
...今後は益国家のために励(はげ)まれよとの訓言あり...
福田英子 「妾の半生涯」
...私はテムプル先生が、うな垂れてゐる私たちの列に附き添つて、身輕に元氣よく歩いてゐたのを思ひ出すことが出來る、凍(いて)つくやうな風が吹き上げる縞羅紗(しまらしや)の外套を、緊(しつ)かと身に引きしめてゐられるのや、私たちが心を引き立てゝ、先生の云はれる「勇敢な兵士」の如く、前進するやうに、訓言や、たとへ噺(ばなし)などで、私たちを勵(はげ)ましてゐられたのを思ひ出すことが出來る...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...貴(とうと)い経験(けいけん)から出た訓言(くんげん)(教訓)であった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...でもその訓言よりももっと力強い一つの考えしか...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...「天は人の上に人を作らず」てふ訓言は真理の一辺にせよ...
山路愛山 「明治文学史」
...いずれも斯道の訓言であったが...
山本笑月 「明治世相百話」
...翁の訓言が如何に強く響き残っていたかという例証としてここに掲げておく...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...阿備、そこへ気がつきましたか」「ご打擲(ちょうちゃく)をうけて、幼少のご訓言が、骨身からよび起されて参りました...
吉川英治 「三国志」
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