...兩軍相互の討死...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...木曾(きそ)義仲(よしなか)が討死した粟津が原です」と余は大きな声して先きの車を呼んだ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...北洋艦隊の殲滅(せんめつ)とわが討死(うちじに)の夢に伴なうものは...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...城山に討死にした時は四十を越えたばかりであつた...
山浦貫一 「老人退場説」
...新介はすでに討死なしたるものと思し召され...
吉川英治 「剣の四君子」
...討死をとげた一人の中に入っている」ということであった...
吉川英治 「三国志」
...はなばなしく討死(うちじに)あそばすやら...
吉川英治 「神州天馬侠」
...父君は天目山(てんもくざん)にて討死(うちじに)したと見せかけて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...あまたの一族(ぞく)郎党(ろうどう)を討死させた責任をご一身(しん)におい...
吉川英治 「神州天馬侠」
...討死負傷が多すぎたな」信忠も...
吉川英治 「新書太閤記」
...疾(と)く天王山へさし向けた松田太郎左衛門の討死...
吉川英治 「新書太閤記」
...勝助より御名代の討死を遂げん...
吉川英治 「新書太閤記」
...もし殿のお討死とあらば...
吉川英治 「新書太閤記」
...城を枕に討死とまで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...――やわか逃がそう』『御免、御免』起って、逃げかけるのを、伝右衛門がつかまえて、無理に飲ませると、小野寺十内が、『敦盛(あつもり)、討死!』と、囃(はや)したので、又一同は笑いどよめいた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...討死したのじゃという人がありました」「世間というものは...
吉川英治 「親鸞」
...味方の敗戦、それから四条畷(しじょうなわて)の全滅、一族数々の人の名が、討死討死と、次々にここへ聞えて来たのである...
吉川英治 「日本名婦伝」
...世革(よあらた)めの真っ先に、討死せば、この老骨に花が咲くというもの……」頼政は、そう真情を吐いて、宮のご決意をうごかし奉ったのであった...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索