...あの人は訃音を知らないので、読み方を教えてあげた...
...友達が亡くなるときに、訃音のニュースがSNSに流れた...
...訃音を聞いて、残念に思う気持ちを表現すると良い...
...私は訃音を知っているので、周りの人に読み方を教えてあげた...
...あの新聞社は訃音の記事を速報で流さない方針だそうだ...
...この訃音(ふいん)を行きつけの珈琲店(コオヒイてん)で耳にしたが...
芥川龍之介 「手巾」
...知る人の訃音に接して悲まぬ人はない...
石川啄木 「悲しき思出」
...今また先生の訃音に接するとは...
谷崎潤一郎 「泉先生と私」
...年末から新年へかけて新聞紙でよく名士の訃音(ふいん)が頻繁(ひんぱん)に報ぜられることがある...
寺田寅彦 「藤の実」
...母堂の訃音に接して...
徳田秋聲 「佗しい放浪の旅」
...丁度その頃母の死んだ訃音(ふいん)と...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...あの山の首座が己に訃音を知らせると同時に...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...五 女史の訃音(ふおん)それより数日(すじつ)を経て翌二十年五月二十五日公判開廷の際には...
福田英子 「妾の半生涯」
...訃音(ふいん)を聞いて引き返した...
森鴎外 「阿部一族」
...中途得訃音...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...数週の後に朽木氏の訃音が至つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...訃音が早く至つたさうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その訃音(ふいん)であった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...父の訃音(ふいん)が聞えた時...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...程なく己の許に届いたバルヂピエロの訃音によつて一層強められた...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...それから四五年の後に私は突然F君の訃音(ふいん)に接した...
森鴎外 「二人の友」
...是れ梁川星巌が東海道に於て襄の訃音(ふいん)を聞きて寄せし所なり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...白妙の床も冷たき雪のごと目にしみじみと寒かりしかな或ときはわが身も夢のなかにゐぬ病める蘇小が小夜床の夢熱のため潤める目にもかなしみの影ふとさしぬ君は寂しき小夜床に寝る身やいかに寒からむ死の足音の聴こえ来るときさまざまの君が悲しき言葉のみ残れる耳に夏のかぜ吹く残されしもの私が彼の女の訃音を聴いたのはそれから一月ばかり経つてからのことであつた...
吉井勇 「酔狂録」
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