...愚かな日本民族の持つ唯一の別離の言葉として...
田中英光 「さようなら」
...就寝前の言葉として(附記)飛躍はなかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...みにくい形やみにくい言葉としてのみ取扱つて持てあましてゐるさまを本当だと思つた...
田山録弥 「三月の創作」
...少なくとも言葉としては随分広く今日は行なわれているようである...
戸坂潤 「読書法」
...この行き詰りを解釈する言葉としては実は之は甚だ都合が悪い...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...文学という言葉として高く買われていいだろうと思う...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...現実の言葉としては一つの抽象物でしかない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...その間二人の間には、言葉としては、一言も通じなかったわけである...
中谷宇吉郎 「ケリイさんのこと」
...言葉として外に現われたものは...
新渡戸稲造 「真の愛国心」
...この際陛下のお言葉として積極的に付け加えられたなら...
前田多門 「「人間宣言」のうちそと」
...言葉としてわけのわからないのがあるけれども...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...お銀という娘の言葉として...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...対立する本質の言葉としてつかわれてもいた...
宮本百合子 「偽りのない文化を」
...三斎公の言葉として...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...これらの諸氏に立ち直ってほしいと思う私の心からの願望を託する言葉として...
三好十郎 「恐怖の季節」
...それを村子の言葉としては聞いていない...
三好十郎 「胎内」
...そしてこの時代の礼儀の言葉としての筒井の言い方にも...
室生犀星 「津の国人」
...哲学者の言葉として甚だふさわしくない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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