...豊年祝としてなァ」と純之進は凶作を言立てられぬように釘を刺した...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...かれ天皇の使はせる妾(みめ)たちは、宮の中をもえ臨(のぞ)かず、言立てば、足も足掻(あが)かに一妬みたまひき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...気苦労の多かったことなどを言立てる隠居の言(ことば)を...
徳田秋声 「あらくれ」
...今手前達の言立てはすっかり速記にとってあるから夫について言抜は又幾何でも考えられらア...
羽志主水 「監獄部屋」
...自分の脳髄の鈍い事を言立て他人の事は何でも褒(ほめ)る...
村井弦斎 「食道楽」
便利!手書き漢字入力検索