...「言出がかり」- 相手に非難やクレームを言いがかりをつけること...
...「言出する」- 言葉や思いを口に出して表現すること...
...「言出に遅れる」- 答えが出るまで時間がかかること...
...「言出無用」- 話をしなくてもわかること...
...打ちつけに言出せますか...
泉鏡花 「浮舟」
...博士があまりにもでたらめすぎることを言出したので...
海野十三 「火星兵団」
...子供の自由畫という事が事新しく言出されたが...
竹久夢二 「砂がき」
...己は間男(まおとこ)の子じゃないからな」小野田は心から厭そうにお島にそれを言出されると...
徳田秋声 「あらくれ」
...失望したように言出した...
徳田秋声 「あらくれ」
...小野田に妾を周旋するということを言出してから...
徳田秋声 「あらくれ」
...それをお島の前に言出した...
徳田秋声 「あらくれ」
...一枚写真を取つておもらひと言出すものがあつた...
永井荷風 「勲章」
...小林という自分と同じ名前が幾度か言出されるのをふと聞きつけて何心なく耳を澄(すま)した...
永井荷風 「寐顔」
...お千代が何を言出すか...
永井荷風 「ひかげの花」
...さて言出すべき最初の言葉がわからないので...
永井荷風 「ひかげの花」
...重吉は返事に困るようなことばかり言出すのだろう...
永井荷風 「ひかげの花」
...自分からは何一つ言出さずに...
中島敦 「環礁」
...私が言出したのは言うまでもない...
中島敦 「虎狩」
...「島村氏と一緒にいたことさえ良いとは思わなかったのだから」と頑迷(がんめい)なことを言出したため...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...本田さんがアノー『慈母(おっか)さんが聞(きく)と必(きっ)と喧(やか)ましく言出すに違いない...
二葉亭四迷 「浮雲」
...しかとは斷言出來ない...
水野仙子 「女」
...目下のところこの毒物が何であるかは明言出来ない...
夢野久作 「暗黒公使」
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