...「言出がかり」- 相手に非難やクレームを言いがかりをつけること...
...「言出する」- 言葉や思いを口に出して表現すること...
...「言出に遅れる」- 答えが出るまで時間がかかること...
...「言出無用」- 話をしなくてもわかること...
...徐々(そろそろ)話を初めようぢやないか?』と後藤君は言出した...
石川啄木 「札幌」
...誰やらが言出したが...
石川啄木 「鳥影」
...バツクすべきかと言出しかねて立つた...
竹久夢二 「砂がき」
...確かに人間の顔だと断言出来ますね」「ところが...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「黄色な顔」
...先じゃ疾(とう)の昔に愛相(あいそ)をつかしているのだよ」母親はまた意地張(いじっぱり)なお島の幼(ちいさ)い時分のことを言出して...
徳田秋声 「あらくれ」
...義理が悪いからね」今度はお島が立寄るまいと言出したのを...
徳田秋声 「あらくれ」
...当分のうちどこかに囲っておこうと言出したときに...
徳田秋声 「あらくれ」
...家なんざ小僧だけで沢山なんだ」飽っぽいようなお島が言出していた...
徳田秋声 「あらくれ」
...終電車(しゆうでんしや)の通(とほ)り過(すぎ)る頃(ころ)につかまへた客(きやく)は宿屋(やどや)へ行(い)つてから翌朝(よくあさ)まで泊(とま)りたいと言出(いひだ)す始末(しまつ)であつた...
永井壮吉 「吾妻橋」
...漸くに名刺差出し突然ながら先生にお目にかかりたき由言出(いいい)でしに髭ある先生らしき人は訳もなく主人(あるじ)は唯今不在なれば帰宅次第その趣(おもむき)申伝ふべしといはるるに我は是非なくさらば明朝また御邪魔にお伺ひ致すべしとそのまま格子戸を立去りしが...
永井荷風 「書かでもの記」
...二人の門弟も今は言出すべき言葉なく...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...まさかに黒子(ほくろ)の事は明らさまには言出しにくいので...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...お千代が何を言出すか...
永井荷風 「ひかげの花」
...ある日そのことを言出して...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...」讀者よ! 私がかう云つた言葉の調子とその時の感情とには何處かに抑制せられた諷刺がなかつたとは斷言出來ない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ヤブミョウガだと言出した...
牧野富太郎 「植物記」
...練達な手術を施した医者にさえ明言出来なかったのである...
「小祝の一家」
...その内に大原さんの阿父(おとっ)さんという人が何か言出すとお代さんが大声揚げてワーッと泣き出すやら...
村井弦斎 「食道楽」
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