...「言出がかり」- 相手に非難やクレームを言いがかりをつけること...
...「言出する」- 言葉や思いを口に出して表現すること...
...「言出に遅れる」- 答えが出るまで時間がかかること...
...「言出無用」- 話をしなくてもわかること...
...」と言出した...
石川啄木 「郁雨に與ふ」
...自分が言出したのではとても承知しそうもないが君なら必ず紅葉を口説き落せる...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...「では、もう一度、私が山へ上ってみましょうか」と、先生は言出した...
海野十三 「火星兵団」
...今から明言出来ないけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あんなこと言っちゃ可(い)けねえ」後で小野田がはらはらしたように言出した...
徳田秋声 「あらくれ」
...不意に洋が元気を盛返した声で言出した...
外村繁 「打出の小槌」
...終電車(しゆうでんしや)の通(とほ)り過(すぎ)る頃(ころ)につかまへた客(きやく)は宿屋(やどや)へ行(い)つてから翌朝(よくあさ)まで泊(とま)りたいと言出(いひだ)す始末(しまつ)であつた...
永井壮吉 「吾妻橋」
...やがて言訳らしく女が何か言出さうとするのを...
永井荷風 「男ごゝろ」
...一枚写真を取つておもらひと言出すものがあつた...
永井荷風 「勲章」
...重吉と一緒に行きたいと言出した...
永井荷風 「ひかげの花」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...女は昂つた男の言出しを手(た)ぐつて自分の本心を打明けようとも思つたが...
平出修 「計画」
...乃公の腕前で遣(やっ)て見せると言出して...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「偶(たまたま)好機会が有ッて言出せば...
二葉亭四迷 「浮雲」
...可笑しな事を言出したな...
二葉亭四迷 「浮雲」
...翌日(あくるひ)は是非逐出(おいだ)すと言出したから...
二葉亭四迷 「平凡」
...夫の犯罪容疑に妻が証言出来ないことは承知しているが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...よくもまあ斯う白々しく放言出来るものだ...
牧野信一 「競馬の日」
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