...客の高慢な言い草を癪にさえるというよりも...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...カ氏の言い草によればカシミール地方北部...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...この言い草はわれわれ日本人には不思議に響くけれど...
谷譲次 「踊る地平線」
...尤も老人の言い草には常に多少の掛け値があって...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...そんなことを気にする笹村の言い草がかえって不思議に思われた...
徳田秋声 「黴」
...」「それこそ、失礼な言い草だ...
豊島与志雄 「自由人」
...ずいぶん変った言い草であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...その時の言い草がいい...
中里介山 「大菩薩峠」
...仲間の独身者たちと結婚について話をしていた時の・あのお前の言い草はどうだ? 何と言ったっけな...
中島敦 「狼疾記」
...ね親分」「――商法は変な言い草だが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何てエ言い草だ」平次も呆気(あっけ)に取られて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その時の言い草がいい...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...よく言い草にされている...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...警部補は何か収穫がありましたか」警部補の言い草は神様に不満を持っているかのよう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...歴史は繰り返すって事ですかな」間違いなく傲慢(ごうまん)な言い草に脅しがある...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...万一記憶していたらドンナにか白鷹氏の憤慨に価する言い草ばかり並べていた事であろう...
夢野久作 「少女地獄」
...ぽつぽつこんな言い草をならべたものです...
吉川英治 「江戸三国志」
...諧謔で相手の言い草をひっくり返すというような機鋒はなかなか鋭かったが...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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