...柳沢の言い草じゃないが...
近松秋江 「うつり香」
...御自身の言い草を借りると...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...そういう女の太(ふ)てたような言い草が...
徳田秋声 「黴」
...まったく彼の言い草じゃないが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...わりゃわしの言い草が気に要らんのけ...
中村地平 「南方郵信」
...手前の言い草じゃねえが...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...誘拐(かどわかし)同様とは何という言い草だ」「…………」「金は沢屋が貸したに相違ないが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金持の増長した言い草ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...決して親馬鹿の言い草では無い...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それが一夢斎の伜の言い草か...
久生十蘭 「ひどい煙」
...まだほんのねんねじゃありませんか!」「ねんねなもんですか! あたしはあの娘(こ)の口から飛んでもない言い草を聞きましたのよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...――人前では彼や彼の言い草を空威張りであしらうようにとくに気をつかったものの...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...「君らの言い草で...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...それは公正な言い草じゃない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...言い草は極めて謙虚だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...貸元衆! お前さんちの前で口はばってえ言い草だが...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...わけの分らぬ言い草である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...甘酢っぱい言い草(ぐさ)だがその頃の味を思うと...
山本笑月 「明治世相百話」
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