...宜(よろ)しくいってくれというお言い置きで御座いますといった...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...所帯もこのままにしているように言い置きもし...
近松秋江 「黒髪」
...」「いつからですの? 何とも言い置きもなさらないんですの...
徳田秋声 「仮装人物」
...丁度、建て増しのために、庭師もはいっているし、稲荷さんを祭るには、早速場所の選定をしなければならないから、それをそのひとにして貰うことにし、そして自分は、伏見稲荷の御礼を受けに、京都へ出かけて行き、日取りは帰ってきてから打合せようと、言い置きました...
豊島与志雄 「霊感」
...また番をしてくりょな」と言い置き...
中里介山 「大菩薩峠」
...家を変えてみる療法に託してしかるべき所へ私はお移ししようと思う」などと言い置き...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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