例文・使い方一覧でみる「言い立て」の意味
スポンサーリンク...埓口もない針ほどのことを棒大に言い立てて... 
橘外男 「陰獣トリステサ」
...わたくしの腕をとって――しかも恐ろしい力で――口づけしてくれるまで放さないと言い立てるのです...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...」と母親は親のようなその婆さんのところへ浸（つか）っている良人のことを悪く言い立てた...
徳田秋声 「足迹」
...伯母は前から感づいていたお庄の不乱次（ふしだら）を言い立てた...
徳田秋声 「足迹」
...忌々（いまいま）しげにそれが言い立てられた...
徳田秋声 「爛」
...悪意ある言葉を捜しては言い立てた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...湯治を言い立てて白骨温泉なんぞと洒落（しゃれ）こんだのが憎らしい」「あら...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを言い立てる我々じゃない...
中里介山 「大菩薩峠」
...女敵討を言い立てて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私が言い立てたところで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そして恐ろしく差し迫った用事があるのだと言い立てても...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...大層に言い立てたのであろうとある...
南方熊楠 「十二支考」
...二つの勢力のどっちにも附くまいと言う――一種のサボタージュと言うか――つまり第三の道などを言い立てて...
三好十郎 「冒した者」
...「第二芸術論」を言い立てている当人自身にとって批評が全身心を張ったものではない...
三好十郎 「恐怖の季節」
...言い立てて見りゃ...
三好十郎 「猿の図」
...娘に出産のあったおりもおりにだれかの触穢（しょくえ）を言い立てて引きこもっていることなどで腹だたしいふうに言っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...わが国の将士が最近モンコントゥールにおいて最後まで追撃をつづけなかったのは失敗であったと言い立てる者...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...とうとうツマラない事を言い立ててぐずり出しました...
和辻哲郎 「ある思想家の手紙」
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