例文・使い方一覧でみる「言い捨てて」の意味

...」言い捨てて立ちあがった... 」言い捨てて立ちあがったの読み方
太宰治「彼は昔の彼ならず」

...」木山は冷かに言い捨てて... 」木山は冷かに言い捨てての読み方
豊島与志雄「怒りの虫」

...」言い捨てて、歩きだし、それから、手の煙草も投げ捨てた... 」言い捨てて、歩きだし、それから、手の煙草も投げ捨てたの読み方
豊島与志雄「女心の強ければ」

...火事ですよ」と言い捨てて... 火事ですよ」と言い捨てての読み方
中里介山「大菩薩峠」

...御無事に」「御免あれ」こう言い捨てて仏頂寺... 御無事に」「御免あれ」こう言い捨てて仏頂寺の読み方
中里介山「大菩薩峠」

...「ばかにしてやがら」と鼻の先で言い捨てて... 「ばかにしてやがら」と鼻の先で言い捨てての読み方
中里介山「大菩薩峠」

...もうご厄介（やっかい）になってるわけにゆかないから」「あなたはお嫁には行かないんですか」「行きたい所がありさえすれば行きますわ」女はこう言い捨てて心持ちよく笑った... もうご厄介になってるわけにゆかないから」「あなたはお嫁には行かないんですか」「行きたい所がありさえすれば行きますわ」女はこう言い捨てて心持ちよく笑ったの読み方
夏目漱石「三四郎」

...待っているんだよ」言い捨てて神明前の往来へ飛出しました... 待っているんだよ」言い捨てて神明前の往来へ飛出しましたの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...お嬢様がいいっておっしゃるから」言い捨てて... お嬢様がいいっておっしゃるから」言い捨てての読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...――柏の葉っぱごと食わないようにしろ」平次はそう言い捨てて... ――柏の葉っぱごと食わないようにしろ」平次はそう言い捨てての読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...近所の衆がとんだことを知っているものだ」平次はそう言い捨てて出て行きました...
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...遠慮なしに縛り上げてくれ」「ヘエ――」「御苦労だな」平次は言い捨てて元の縁側に帰りました...
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...解らないような事を言い捨てて... 解らないような事を言い捨てての読み方
野村胡堂「芳年写生帖」

...小万は言い捨てて障子をしめて... 小万は言い捨てて障子をしめての読み方
広津柳浪「今戸心中」

...どんな奴がうろついているやもしれん」こう言い捨てて... どんな奴がうろついているやもしれん」こう言い捨てての読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「煉獄」

...地獄の迎えを待て！言い捨てて... 地獄の迎えを待て！言い捨てての読み方
林不忘「若き日の成吉思汗」

...Ｔ「名前に惚れず人間に惚れる事で御座る喃」と言い捨てて去る... Ｔ「名前に惚れず人間に惚れる事で御座る喃」と言い捨てて去るの読み方
山中貞雄「武蔵旅日記」

...食べさせてやるがいい」蔡福は言い捨てて行ってしまった... 食べさせてやるがいい」蔡福は言い捨てて行ってしまったの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

「言い捨てて」の書き方・書き順