...からんだような言い振りで問いつめて行った...
有島武郎 「親子」
...その言い振りには...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...女主人はわだかまりのない物の言い振りで...
近松秋江 「霜凍る宵」
...その言い振りには少しも悪気はございませんでした...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...遠慮した言い振りであった...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...物の言い振りに特色があって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...聞けば聞く程怪しい物の言い振りなので...
森鴎外 「蛇」
...その素気ない物言い振りには...
吉川英治 「私本太平記」
...じつは」吶々(とつとつ)とした物の言い振りだ...
吉川英治 「私本太平記」
...皺(しわ)の深い唇(くち)のまわりに、ばらっと、針のような無精髯(ぶしょうひげ)の伸びているその老人の顔と、物言い振りを、それまでじっと傍観していた性善坊は、その時始めて口をひらいて、「待て...
吉川英治 「親鸞」
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