...彼は長い蟄伏の後、再び音楽活動を始めた...
...病気がぶり返したので、しばらく蟄伏するつもりだ...
...新しいアルバムを出すために、彼女は一時的に蟄伏している...
...彼らは社会から隔離された場所に蟄伏しています...
...あの芸術家は、創作意欲が湧かなくなったときは蟄伏すると公言している...
...源氏の空しく蓬蒿の下に蟄伏したるを見る...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...故郷の上野(古代の毛の國)に蟄伏し...
石川三四郎 「浪」
...数多の憂世慨時の人物をば草莽(そうもう)に蟄伏(ちっぷく)せしめ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...蟄伏(ちっぷく)してる熊や血を吸いきった蛭(ひる)のように...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一時殆んど定形詩派は蟄伏されてしまつた...
萩原朔太郎 「青猫」
...暫(しばら)く蟄伏(ちっぷく)しなければならなかった...
長谷川時雨 「市川九女八」
...世間的に美妙が蟄伏(ちっぷく)していた時には...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...これを妻に持ちて山梨の東郡(ひがしごほり)に蟄伏(ちつぷく)する身かと思へば人のうらやむ造酒家(つくりざかや)の大身上(おほしんしよう)は物のかずならず...
樋口一葉 「ゆく雲」
...これを妻に持ちて山梨の東郡に蟄伏(ちつぷく)する身かと思へば人のうらやむ造酒家(つくりざかや)の大身上は物のかずならず...
樋口一葉 「ゆく雲」
...無理にもこれを暗処に蟄伏せしめんとの窮策に出でたるものと言う可し...
福沢諭吉 「女大学評論」
...正月上子の日その蟄伏した処を焼いて野草の繁茂を謀ったので...
南方熊楠 「十二支考」
...別に主取(しゅうど)りもせず従来の本領に蟄伏(ちっぷく)している武士の数が...
柳田國男 「名字の話」
...わざと山中に蟄伏(ちっぷく)して...
吉川英治 「三国志」
...久しい蟄伏期(ちっぷくき)を脱し...
吉川英治 「随筆 新平家」
...未開地の東国武者と頼朝の蟄伏(ちっぷく)時代...
吉川英治 「随筆 新平家」
...郷士として蟄伏(ちっぷく)しておられた...
吉川英治 「茶漬三略」
...永らく蟄伏(ちっぷく)していた世阿弥の心は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...何十人か蟄伏(ちっぷく)している...
吉川英治 「松のや露八」
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