...下女がいないからね」岡村は言い分けのように独(ひとり)で物を云いつつ...
伊藤左千夫 「浜菊」
...言い分ける神である葛城の一言主(ひとことぬし)の大神だ」と仰せられました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...言い分けておったかということを知るのが大切であります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...そうして色々の違った意味を違った音の形によって言い分ける...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...少し力を抜いて言う「イ」とを別の音として聴き分け言い分けている...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...昔の人がどれだけの違った音を聴き分け言い分けておったかということは...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...それによって昔の人がどれだけの音を言い分け聴き分けておったかということを知るのであります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...五十音の中から六つ引いた四十四だけが音として現在我々が言い分け聴き分けているものであります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...しかし五十の音を言い分けるということは...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...五十の音がことごとく別々に使われ言い分けられておったということはなかったと思うのであります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...それだけの音を言い分け...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...近きあたりの燕麦がなんとも言い分け難き不思議のありさまにて狂い騒ぐを見たり...
アンブローズ・ビヤース Ambrose Bierce 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...されど今回の分娩は両親に報じやらざりし事なれば今更にそれぞとも言い分けがたく...
福田英子 「妾の半生涯」
...二の別名で言い分け...
南方熊楠 「十二支考」
...ないしはある時代の洪水・大火に紛失したなどという言い分けをするのは...
柳田国男 「家の話」
...それはイマウとかイモウとか言い分けて...
柳田国男 「年中行事覚書」
便利!手書き漢字入力検索