...」僕にはほかに言いようがなかったのである...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...なんともお礼の言いようがない...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...この美しいとも何とも言いようのない花の色をごらんなさい」後ろから呼ぶ声で...
中里介山 「大菩薩峠」
...何とも言いようのないしなやかな美人でした...
中里介山 「大菩薩峠」
...その美しさは言いようもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...言いようのないお雛の寝巻姿...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...言いようもない不思議なニュアンスを醸(かも)し出しております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...言いようのない魔術的な調子をつけている...
久生十蘭 「泡沫の記」
...その心細い事といったら何んともかとも言いようのない程であった...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...だって他に言いようが無いから)それは...
三好十郎 「恐怖の季節」
...やっぱしほかに言いようはないわね...
三好十郎 「胎内」
...命婦は故大納言(だいなごん)家に着いて車が門から中へ引き入れられた刹那(せつな)からもう言いようのない寂しさが味わわれた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...衛門督の死で大臣と夫人はまして言いようもない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...夕方の空の色なども言いようもなく心細く御覧になるのであって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そして今またこわいとも怖(おそ)ろしいとも言いようのない目に自分はあっている...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...若さも言いようのないものであるのに...
室生犀星 「姫たちばな」
...メフィストフェレスもうフランス人のような物の言いようをしますね...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...人は徳によりも誉れの方に渇きてあり!(ユウェナリス)第四十七章 我々の判断の不確実について(a)善くも悪しくも言いようはあまたあり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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