...実にはかないともなんとも言いようがない...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...私は何とも言いようのない懲罰と危険とを身に負うている...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...私は、言いようのない、いやな気持だった...
高見順 「如何なる星の下に」
...馬鹿とも何とも言いようがない...
太宰治 「苦悩の年鑑」
...言いようがないのです...
太宰治 「春の盗賊」
...要するに彼女は野生の獣で、これに比べると綺羅子の方は、物の言いよう、眼の使いよう、頸(くび)のひねりよう、手の挙げよう、総(す)べてが洗煉(せんれん)されていて、注意深く、神経質に、人工の極致を尽して研(みが)きをかけられた貴重品の感がありました...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...脊筋に何とも言いようのない好い心地の怠(だる)さを覚えて...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...一人去りゆくのをじっと見つむることは言いようもなく寂しい思いである...
中井正一 「地方文化運動報告」
...何とも言いようのないしなやかな美人でした...
中里介山 「大菩薩峠」
...言いようも無く淋しい悲しみが冬の水に映った雪雲のように淀んでいるのでした...
野村胡堂 「音波の殺人」
...何とも言いようのない危機が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...言いようもない悲しみと不安がありました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...がしだいしだいに――ごくゆっくりと――言いようのない嫌悪の情をもってその猫を見るようになり...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...あさましいと思ったのはズッとあとだその時はただ先生の腕の中で徹男さんに抱かれていたほかに言いようはない...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...言いようもない悲しみになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...物の言いようをするじゃないか」お玉はにっこりした...
森鴎外 「雁」
...ついに足もとの大地盤を先に失う日をいま見てしまったこととしか言いようはない...
吉川英治 「私本太平記」
...何とも言いようのない沈んだ心持ちが人々を襲って来る...
和辻哲郎 「エレオノラ・デュウゼ」
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