...言いようのないさびしさを感ずるとともに...
芥川龍之介 「大川の水」
...たとえて言いようもない...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...言いよう無く不愉快であった...
太宰治 「善蔵を思う」
...なんともお礼の言いようがない...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...その姿勢が言いようのない印象を与えるのだった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「曲れる者」
...わたしは言いようのないほど不仕合わせな女なのですからね...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...とよりほか言いようのない気持であった...
中島敦 「斗南先生」
...「これより当り前に言いようがないじゃありませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...言いようもない不思議なニュアンスを醸(かも)し出しております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...言いようのない魔術的な調子をつけている...
久生十蘭 「泡沫の記」
...彼は何とも言いようのない歓喜の情に駆られたものだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...何と非情なお言いよう...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...言いようのない恐怖に打たれる...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...あさましいと思ったのはズッとあとだその時はただ先生の腕の中で徹男さんに抱かれていたほかに言いようはない...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...やっぱしほかに言いようはないわね...
三好十郎 「胎内」
...秋になったころからこの若君は這(は)いなどなさる様子が言いようもないくらいかわいいので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...言いようもなく情けながって泣いている女王が可憐(かれん)で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...物の言いようをするじゃないか」お玉はにっこりした...
森鴎外 「雁」
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