...そこからなんとも言いようのない...
芥川龍之介 「偸盗」
...言いようもなく微妙で華麗な色の饗宴が...
梅崎春生 「赤い駱駝」
...つぎにはものの言いようである...
太宰治 「ロマネスク」
...苦情の言いようはない...
寺田寅彦 「錯覚数題」
...わたしは言いようのないほど不仕合わせな女なのですからね...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...なんにも言いようはありゃしないわ...
夏目漱石 「三四郎」
...振り乱した髪が、美しい顔から首筋へ海藻(みる)のごとく絡んで、真珠色の凝脂(ぎょうし)が、ヒクヒクと荒縄の下に蠢(うごめ)く様は、言いようもない、恐ろしい魅惑でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...からかい面の物の言いようも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その平面(ひらおもて)をカッと竈の火が照して言いようもなく悩ましいのを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これはまた歯に衣着せぬ物の言いようです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何とも言いようのない...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...それが言いようもなく重く思われた...
水野葉舟 「土淵村にての日記」
...ほかに言いようがチョット無いものですから...
三好十郎 「肌の匂い」
...満さんはいつ帰るとも言って来ねいのう」と心持にそぐわぬ物の言いよう...
村井弦斎 「食道楽」
...ものの言いようを知らないのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...国宝とも世界宝とも何とも言いようのない……極度に科学的で...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ほかに言いようはありませんよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...甘露とも何とも言いようがねえな...
吉川英治 「新・水滸伝」
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