...この書類は厳秘ですから、他人には見せないでください...
...私たちは厳秘に取り扱わなければならない情報があります...
...彼女は厳秘に守られる仕事をしているそうだ...
...彼は厳秘を守らずに情報を漏らしてしまった...
...「厳秘の情報です」と言って、彼女は書類を手渡した...
...そのことさえも厳秘だというのである...
海野十三 「宇宙尖兵」
...そうまでして親子の関係を厳秘しようとしたのかわからないが...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...配乗の機微は離船の直前まで厳秘することに申合せをした...
久生十蘭 「海難記」
...厳秘のうちに急遽あらゆる情況を整備し...
久生十蘭 「魔都」
...捜査本部内にも厳秘のうちに早速着手する...
牧逸馬 「土から手が」
...身許(みもと)は厳秘になっているのでわからないが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「誰にもみつからぬ処へしまって置け」それからさらに「厳秘にせよ」ということを重ねて書いた...
山本周五郎 「落ち梅記」
...厳秘にされている室内のようすに興味をひかれ...
山本周五郎 「新潮記」
...過般の厳秘なるところの実態を打明けられたとき初めてかれらは仰天したわけである...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...油紙でいやに丹念に包んだ、書類のような包で、表に「厳秘」と、父の手で書いてあった...
山本周五郎 「山彦乙女」
...――因(ちな)みに――この遺書は内容を厳秘にして小生の旧友藤波弁護士に委託しましたもので藤波自身もこの内容を存じません...
夢野久作 「暗黒公使」
...――もとより厳秘の下(もと)にそれは行われました...
吉川英治 「三国志」
...そしてそのさいの遺言状“置文”は、以後、厳秘となって、世継のもの以外は、見せしめない家憲となった...
吉川英治 「私本太平記」
...もとより厳秘だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...しばらくは厳秘に附して...
吉川英治 「新書太閤記」
...なにが厳秘の門か...
吉川英治 「新・水滸伝」
...みな厳秘(げんぴ)洩(も)らすまじきものとなって...
吉川英治 「増長天王」
...厳秘(げんぴ)にされていたが...
吉川英治 「源頼朝」
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