...と言いかえれば言うのである...
泉鏡花 「婦系図」
...しかし声だけは元気に言いかえしました...
梅崎春生 「Sの背中」
...ふりはらうように言いかえしました...
海野十三 「怪塔王」
...言いかえれば作者の感情のままに自然は剪定(せんてい)されるのである...
高浜虚子 「俳句への道」
...言いかえれば「貴族の娘」という芸名だ...
谷譲次 「踊る地平線」
...言いかえれば、好きなものを好きといい、嫌いなものを嫌いといいたい...
種田山頭火 「私を語る」
...そして僕自身も戯曲を書いて見たい気持はしばしば起ったんですけれど、いざ書こうとなると内容のイメージが、どうしても小説的に、言いかえれば、平面的になって来て仕方がなかった...
豊島与志雄 「戯曲を書く私の心持」
...言いかえれば五つにもならないうちに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...すべて愚だ!」ソロモンの警語(訳者注 空なるかな空なるかなすべて空なり!)をそのまま言いかえたその言葉に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そう反射的に言いかえして...
中島敦 「プウルの傍で」
...更に言いかえると...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...部長に言いかえすこともせず...
野村胡堂 「胡堂百話」
...言いかえれば芸術批判の規準点は...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...またいや味な言葉を言いかえす...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...「そんなら彼が神殿に火を放てと言ったらどうする?」「決してそんなことを命じはしなかったろう」とブロシウスは言いかえした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...けっきょく人間は一般的に、何かセンシブルな形にしなければ形而上の問題は理解しえない、把握できないというのであって、言いかえれば、神というものは、人間にはとうていわからない、つかまえられないものだ、ということをにおわせている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...言いかえれば、人類の教師はいかにしてその普遍性を獲得したのであろうか...
和辻哲郎 「孔子」
...言いかえれば祭事(まつりごと)としての権威によって政治(まつりごと)が行なわれたのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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