...種々(いろ/\)の人に接觸して居たし...
石川啄木 「菊池君」
...一二 續いて觸れている...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...右にも大巖ありて、相觸れむとして、觸れず...
大町桂月 「冬の榛名山」
...純眞な心持で觸れあつたものだけは忘れられずにゐる...
竹久夢二 「砂がき」
...之が河川法に觸れゝば指で筋を付けても河川法に觸れることになる...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...そこにすでに觸れられてゐない...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...第七枚に觸れて止む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其(そ)れは到底(たうてい)相(あひ)觸(ふ)れることさへ不可能(ふかのう)である...
長塚節 「土」
...其(その)陰氣(いんき)な空氣(くうき)に觸(ふ)れた時(とき)...
夏目漱石 「門」
...そればかりは言へません」一度話が急所に觸れると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...顏に觸つて見ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...妹と觸れ込んだお京は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...父の激怒に觸れたり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...やさしい五月の死びとよわたしは緑金の蛇のやうにのたうちながらねばりけのあるものを感觸しさうして「死」の絨毯に肌身をこすりねりつけた...
萩原朔太郎 「青猫」
...有り觸れた言葉をエラボレートしようとかゝつたのだが...
二葉亭四迷 「余が言文一致の由來」
...何であらうとも――お前が誰であらうとも――手に觸れるものであつてくれ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...人と接觸した結果ではない...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...その期待のたのしみは續く……蝸牛(かたつむり)は木の葉のゆらぎにでもその觸角を殼の中に閉ぢ込めなければならない...
水野仙子 「嘘をつく日」
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