...「角筈駅」には、山手線が停まります...
...そのレストランは、角筈という町にあります...
...古い家をリノベーションして、角筈のカフェにする予定です...
...角筈から鎌倉まで、自転車でサイクリングするのも楽しいですよ...
...角筈の駅前に、新しい商業施設ができたんだって...
...飯田町に大きな家を構へてゐた福田氏は俄かに居を轉じて郊外の角筈にささやかな家に住むことになりました...
石川三四郎 「浪」
...福田氏一家は東京角筈の家にゐられなくなつて...
石川三四郎 「浪」
...明治三十二年十月三十日東京角筈村において内村鑑三改版に附する序この講演は明治二十七年...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...西郊角筈の銀世界も無くなりたり...
大町桂月 「久地の梅林」
...――(「黙移」)当時我々が郊外において将来有望の地と見込をつけたのは、文士村と称されていた大久保の新開地、淀橋、角筈、千駄ヶ谷方面であったが、本郷からこの辺まで約二里半の道である...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...隣地角筈一番地を当時の地主武井守正氏に一坪十円で交渉を進めたが...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...角筈方面は辺僻な田舎であったが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...よく角筈のアトリエに遊びに行ったものだが...
高村光太郎 「回想録」
...此の地も角筈十二社境内の如く俗化すること遠きにあらざるべし...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...角筈(つのはず)の十二社(じゅうにそう)なぞ...
永井荷風 「日和下駄」
...角筈十二社(つのはずじふにさう)の如き池である...
永井荷風 「水 附渡船」
...私は角筈の與八郎といふ百姓でございますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私は角筈の百姓で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...角筈のほてい屋デパートは建築最中とみえて...
林芙美子 「新版 放浪記」
...それから角筈の界隈で...
久生十蘭 「金狼」
...ひとすじは角筈の歩道を下り...
久生十蘭 「金狼」
...賑やかな新宿の騒ぎ唄をよそに頑是(がんぜ)ない子を抱きしめてこの正直一途の爺やがホロリホロリと涙しながら角筈さして...
正岡容 「我が圓朝研究」
...心細い紅葉の名所風流の名残り大岡氏の別荘秋の紅葉も東都は古来貧弱、川柳で知られた下谷の正灯寺は江戸の昔とっくに形なし、端唄で聞えた海晏寺(かいあんじ)、王子滝野川、角筈十二社、少し離れて真間の弘法寺など明治時代に持ち越したが、いずれも評判ほどの眺めもなく、今日にては全く噂にも上らぬ有様、交通の便は日光、塩原などの本場へぞろぞろ...
山本笑月 「明治世相百話」
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