...遠くにはお城の角櫓(すみやぐら)が見え...
寺田寅彦 「LIBER STUDIORUM」
...三角櫓は、折れ残りの一本足を、天の一角に向け、基石の上には、登山者の名札が数枚、板切れと岩片で押えてあった...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...頂上三角櫓の残骸が一本足を寒天に冲するところ...
中村清太郎 「山岳浄土」
...高き角櫓(すみやぐら)に上(のぼ)って遙(はる)かに夜鴉の城の方を眺める事がある...
夏目漱石 「幻影の盾」
...角櫓は火の見と素性はわかったが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...角櫓は火の見と素姓はわかつたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そこでは角櫓と影が溶け合い何もかもが宙に浮かぶかのようかたや街に突き出た塔からは死が巨人のごとく見下ろしている...
エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 「ポオ異界詩集」
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