...大きい角屋敷(かどやしき)のあるのを見つけました...
芥川龍之介 「報恩記」
...一軒の角屋敷の前には...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...ある角屋敷の立派な門構の家へ入って行きました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...其処は深川法乗院(ふかがわほうじょういん)門前で俗に三角屋敷と云う処であった...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...私(わたし)の家(うち)は向う横丁の角屋敷(かどやしき)ですとさえ云えば職業などは聞かぬ先から驚くだろうと予期していたのである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...角屋敷(かどやしき)の金田とは...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...礼拝堂通(チャペルストリート)から礼拝堂小路(チャペルレイン)へかけての角屋敷で...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...方十二三間もある角屋敷で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...黒い塀をめぐらした角屋敷を見つけると...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...松枝町角屋敷の塀を刎(は)ね越して出ると...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...いわねえこっちゃあねえ――松枝町の角屋敷...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...山の手の高台もやがて尽きようというだらだら坂をちょうど登りきった角屋敷の黒門の中に生まれた私は...
水上滝太郎 「山の手の子」
...京橋通(どほり)と谷町(たにまち)との角屋敷(かどやしき)で...
森鴎外 「大塩平八郎」
...お茶の水を降りて來る電車と行き逢ふ邊の角屋敷になつてゐた...
森鴎外 「ぢいさんばあさん」
...角屋敷の塀の横へピタリ添って待構えていた...
吉川英治 「剣難女難」
...角屋敷(かどやしき)の次郎丸様もゆく...
吉川英治 「新書太閤記」
...侍小路へ曲がる濠端(ほりばた)の二つ目の辻――そこの大きな角屋敷(かどやしき)だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...その隣の角屋敷」「ふム……宏壮なものだな」「出世したものさ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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