...「角助(かくすけ)...
泉鏡花 「雨ばけ」
...角助は、醜悪な顔に、狡そうな笑みを浮かべて、「あんたに、頼みがあるんじゃ」「どんなこと?」「おれを、退(の)け者にせんでくれ」「角さんを、誰も退け者にしやせん...
火野葦平 「花と龍」
...角助さんが、どこかで、あなたを汽車から突き落してやる、というて、小倉から、この列車に乗りこんだらしいです」「ふウン」と、金五郎も、ちょっと、眼をぎらつかせたが、「それより、親方が来んが、お前、知らんか」「また、メカケのところで、飲んだくれとるのでしょ...
火野葦平 「花と龍」
...二時すぎまでもやっとるのに……」「ケタイ糞が悪いけ」「どうして?」「角助(かくすけ)の奴に...
火野葦平 「花と龍」
...「そらそうと」と、うどん屋は、急に、あたりをはばかる声になって、「角助が、さっき、飲んだくれでな――玉井金五郎が、畳の上で死のうと思うたって、そうは問屋がおろさん...
火野葦平 「花と龍」
...角助が居らんようになりゃあ...
火野葦平 「花と龍」
...角助がケツ割って...
火野葦平 「花と龍」
...平尾組の若い衆(し)かね?」平尾角助は返答に窮して...
火野葦平 「花と龍」
...金五郎の膂力(りょりょく)をよく知っているので、正面から立ち向かっても、勝ち味のないことは、角助自身が、百も承知している...
火野葦平 「花と龍」
...この間、妨害に対する警戒が、充分になされていたが、友田喜造からも、ドテラ婆さんからも、平尾角助からも、なんらの不穏な働きかけはなかった...
火野葦平 「花と龍」
...「なんじゃね?」「角助が...
火野葦平 「花と龍」
...「角助(かくすけ)かあ?」「そんな者(もん)じゃねえや」嗄(しわが)れ声で...
火野葦平 「花と龍」
...「角助、貴様、……」若い源十は足が早い...
火野葦平 「花と龍」
...角助は、金五郎を殺したと思っている...
火野葦平 「花と龍」
...ところが、数分の後に、角助は、源十の打擲(ちょうちゃく)の下に、急におとなしくなった...
火野葦平 「花と龍」
...金五郎が角助一味から...
火野葦平 「花と龍」
...角助(かくすけ)の一味に斬られて...
火野葦平 「花と龍」
...折角助かった命を無駄にしてはならないのは...
吉川英治 「江戸三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??