...六フィートの四角い柱で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あの胸と肩は! それからその大きな四角い額...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...さっき目がまわったときに思わず下においた秘密のカメラと録音機のはいっている四角い箱包みを...
海野十三 「怪星ガン」
...そのあとにぽっかりと四角い穴が開いた...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...茶色の大きい包紙のかかっている四角い包を置いて...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...すると光線蔽(おお)いのある三十センチ平方ばかりの四角い幕を美しい蛍光が照らした...
海野十三 「少年探偵長」
...同じ机の上でアルミの弁当箱から四角い飯を食っている時にでも...
江戸川乱歩 「接吻」
...「君が豆腐といふのはあの土蔵のやうな四角い恰好をした奴なんだね...
薄田泣菫 「茶話」
...本野子は眼の前に土蔵のやうな四角い豆腐を見た...
薄田泣菫 「茶話」
...縦横は各自適宜と思うだけの四角い穴を地下室のように掘り...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...どの町も/\皆同じやうに角い行燈が軒竝に點つてゐる...
高濱虚子 「俳諧師」
...小さな四角いボール紙が鋲(びょう)で止めてあったんです...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...十メートル四方にロープを張った四角い中で板張りだった...
富田常雄 「柔道と拳闘の転がり試合」
...四角いあごがこわばった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...黒い四角い生活の切り穴のようなそこから樹の一本もない裏っ側の空までが素どおしに見えて...
「朝の風」
...黄いろい防音壁にかこまれた四角い部屋はボール箱の中のようで...
山川方夫 「演技の果て」
...殊にその四角い額の中央に横わった一本の太い皺(しわ)と...
夢野久作 「暗黒公使」
...ビラの付かないズックの四角い鞄の中から受話器を取出して耳に当てた...
夢野久作 「人間レコード」
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