...主觀の動搖を離れても大なる價値の世界がある...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...さうして此等の色々の思想を根柢に於いて培つた基督教の罪惡觀は要するに君の所謂自己超越の要求の基礎ともなつてゐるぢやないか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...その要求が人格全體の内容――最も廣い意味の人生觀――と連結を求め...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...人生觀乃至それ等の風物に對する趣味といふやうなものが芭蕉一人の存在によつて...
近松秋江 「伊賀國」
...そして彼の觀念をいはば私の精神の寶庫から引き出すことが起るたび毎に...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...藝術觀上又は人生觀上非常に異つた...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...又絶對的に害ならず請ふ末松男の例を觀察せんか顧ふに自由黨は決して末松男の理想を滿足せしむるの政黨にはあらじ唯だ彼は政黨の勢力を認識する政治家なるを以て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...火藥を塗(まぶ)した觀世撚を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...正に人徳の至上觀念を現はす英雄であつたらうし...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...私にとつてちがつた宇宙への觀察だつた...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...その觀念が基礎を失つて崩壞を免れぬは見易き歸結である...
波多野精一 「時と永遠」
...私の埃及觀は餘程變つたに違ひないと思つたことである...
濱田耕作 「埃及雜記」
...觀念の眼かたく閉ぢては今更の醫藥も何かはせん...
一葉 「暗夜」
...即ち平時に於ては組織兒童も「大體に」Bの場合同樣の、「ヨリ個人的、觀念的、文化的鬪爭を目標」として訓練される...
槇本楠郎 「プロレタリア童謠の活用に關する覺書」
...近代の人格主義は主觀主義となることによつて解體しなければならなかつた...
三木清 「人生論ノート」
...從つてまた史觀の相違に應じて全然違つた意味に解釋されることが可能であるといふことである...
三木清 「歴史哲學」
...國寶展の一室に掛けてあつた木米の觀音※である...
吉川英治 「折々の記」
...こゝの觀衆も、六代目の會葬者とは、およそ對蹠的な色彩に見えた...
吉川英治 「折々の記」
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