例文・使い方一覧でみる「親身の」の意味


スポンサーリンク

...親身の情……これが無銭(ただ)である...   親身の情……これが無銭であるの読み方
泉鏡花 「薄紅梅」

...よ、糸的(こう)、いい名だなあ、従兄弟(いとこ)に聞えて、親身のようだ...   よ、糸的、いい名だなあ、従兄弟に聞えて、親身のようだの読み方
泉鏡花 「薄紅梅」

...親身の者同士のように...   親身の者同士のようにの読み方
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」

...客あしらいのいい親身のこもった伯爵は...   客あしらいのいい親身のこもった伯爵はの読み方
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」

...百姓の娘にしてあれだからのう」「百姓の娘だけに、うぶなところと、親身のところが、親玉のお気に召したというのだなあ」「いいや、お蘭も、百姓の娘たあいうけど、てとりものじゃ、商売人にも負けねえということじゃて」「親玉をうまくまるめ込んでいることじゃろうがのう」「親玉ばかりじゃありゃせん、その道ではお蘭も、なかなかの好(す)き者(もの)でのう」「はあて」「お蘭もあれで、親玉に負けない好き者じゃでのう、お蘭の手にかかった男もたんとあるとやら、まあ、男たらしの淫婦じゃてのう」「親玉のお手がついてからでもか」「うむうむ、かえってそれをいいことにしてのう、今までのように土臭い若衆なんぞは、てんで相手にせず、中小姓(ちゅうこしょう)じゃの、用人じゃの、お出入りのさむらい衆じゃの、気のありそうなのは、まんべんなく手を出したり、足を出したりするそうじゃてのう」「はて、さて、そりゃまた一騒ぎあらんことかい」「どうれ」「どっこい」「もう一廻り、見て、お開きと致そうかいなあ」「そうじゃ、そうじゃ」「どうれ」「どっこい」こう言って、彼等は、煙草の吸殻を踏み消し、御用提灯を取り上げて、背のびをしたり、欠伸(あくび)をしたりしながら立ち上る...   百姓の娘にしてあれだからのう」「百姓の娘だけに、うぶなところと、親身のところが、親玉のお気に召したというのだなあ」「いいや、お蘭も、百姓の娘たあいうけど、てとりものじゃ、商売人にも負けねえということじゃて」「親玉をうまくまるめ込んでいることじゃろうがのう」「親玉ばかりじゃありゃせん、その道ではお蘭も、なかなかの好き者でのう」「はあて」「お蘭もあれで、親玉に負けない好き者じゃでのう、お蘭の手にかかった男もたんとあるとやら、まあ、男たらしの淫婦じゃてのう」「親玉のお手がついてからでもか」「うむうむ、かえってそれをいいことにしてのう、今までのように土臭い若衆なんぞは、てんで相手にせず、中小姓じゃの、用人じゃの、お出入りのさむらい衆じゃの、気のありそうなのは、まんべんなく手を出したり、足を出したりするそうじゃてのう」「はて、さて、そりゃまた一騒ぎあらんことかい」「どうれ」「どっこい」「もう一廻り、見て、お開きと致そうかいなあ」「そうじゃ、そうじゃ」「どうれ」「どっこい」こう言って、彼等は、煙草の吸殻を踏み消し、御用提灯を取り上げて、背のびをしたり、欠伸をしたりしながら立ち上るの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...もう他人でないような親身の思いに迫られて来るのです...   もう他人でないような親身の思いに迫られて来るのですの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...親身の親からさえも...   親身の親からさえもの読み方
夏目漱石 「行人」

...親身のように思っている捕物の名人銭形の平次に...   親身のように思っている捕物の名人銭形の平次にの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...私の親身の叔母で...   私の親身の叔母での読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」

...この間(かん)に母の亡くなつた知らせを受け取つたが、母の親身の妹で、彼の幼年時代に乾梨(ほしなし)や、非常に美味しい薬味麺麭などを持つて来たり、わざわざガデャーチへ送つて呉れたりまでしたので僅かに憶えてゐる叔母(この叔母は、母と仲違ひをしてゐたので、その後、イワン・フョードロッチは絶えて久しく会はなかつたが)――この叔母が、もちまへの親切気から、彼の小さい持村の管理を引き受けたといふことを、事の序でに手紙で彼の許へいつてよこした...   この間に母の亡くなつた知らせを受け取つたが、母の親身の妹で、彼の幼年時代に乾梨や、非常に美味しい薬味麺麭などを持つて来たり、わざわざガデャーチへ送つて呉れたりまでしたので僅かに憶えてゐる叔母――この叔母が、もちまへの親切気から、彼の小さい持村の管理を引き受けたといふことを、事の序でに手紙で彼の許へいつてよこしたの読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」

...親身のお父さんでさへ...   親身のお父さんでさへの読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」

...親身の娘といふ鎖が切れて...   親身の娘といふ鎖が切れての読み方
水野仙子 「四十餘日」

...親身の娘の病気となると...   親身の娘の病気となるとの読み方
宮本百合子 「栄蔵の死」

...親身の兄弟までが監に反対すると言って...   親身の兄弟までが監に反対すると言っての読み方
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」

...私が親身の力をお貸ししますよ...   私が親身の力をお貸ししますよの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...親身の妹同様に可愛がって頂きました...   親身の妹同様に可愛がって頂きましたの読み方
夢野久作 「少女地獄」

...親身の親でもなければ...   親身の親でもなければの読み方
吉川英治 「梅里先生行状記」

...母が慕う親身の人と覚えていたぼくは...   母が慕う親身の人と覚えていたぼくはの読み方
吉川英治 「忘れ残りの記」

「親身の」の書き方・書き順

いろんなフォントで「親身の」


ランダム例文:
関心を呼ぶ   片寄   振り捨てる  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

便利!手書き漢字入力検索

👨話題の人々👩
「推し」を登録

時事ニュース漢字 📺
屈辱的   除染土  

スポンサーリンク

トップへ戻る