...親仁(おやぢ)は眞直(まつすぐ)に乘込(のりこ)んだ...
泉鏡太郎 「飯坂ゆき」
...燒(や)け原(はら)に突(つ)き立(た)つた親仁(おやぢ)が...
泉鏡太郎 「十六夜」
...さては親仁(おやぢ)の金箱ぐるみ...
ルイ・ベルトラン Louis Bertrand 上田敏訳 「胡弓」
...釜屋の親仁(おやじ)さんは子供をつれてきて「これみいさいや...
中勘助 「妹の死」
...三十やはりこのへんに住んで百姓と商ひを半半にしてる水飴屋の親仁があつた...
中勘助 「銀の匙」
...俥ひきの親仁はぶくぶくふとつた実直らしい男なのでちつともいやではなかつたが...
中勘助 「銀の匙」
...出來ることなら親仁の迷ひを晴らして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...綺麗に勘定をした上、付け届けが行き渡るので、親仁の善六も、娘のお常も、兄貴の菊治も、悪い顔をするどころではありませんでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...灯(あかり)を背負つた五十年配の屈強な親仁(おやぢ)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親仁は隱してゐても...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...家主(おおや)の親仁(おやじ)がやって来て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...型の如き親仁(おやぢ)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どんなに口説(くど)いたつて貸してくれる親仁(おやぢ)ぢやありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...草鞋がけ)沓掛の時次郎が親仁さんに連れられてさあ来たぞ...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...汚ない髭の親仁(おやじ)の私が...
二葉亭四迷 「平凡」
...思い切りヒネクレた友吉親仁(おやじ)の...
夢野久作 「爆弾太平記」
...知らん顔をしてソッポを向いていた友吉親仁(おやじ)の態度を怪しまなかったのが...
夢野久作 「爆弾太平記」
...このほか……「親仁は癪に障るけど...
夢野久作 「鼻の表現」
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