...覚一は、このように倖(しあわ)せでおりますことも」「倖せとな」「はい」「不倖せとは思わぬのか」「思いもいたしません...
吉川英治 「私本太平記」
...和子はいかが召されてか」「その覚一は...
吉川英治 「私本太平記」
...あの覚一をも連れて...
吉川英治 「私本太平記」
...覚一は琵琶の修業に励みましょう...
吉川英治 「私本太平記」
...覚一を連れて、都へ移ると、お覚悟つけて下さいませ」ふとした、子のことばにも、真理があり、訓(おし)えられることもある...
吉川英治 「私本太平記」
...ついにその場で子の覚一へ約束した...
吉川英治 「私本太平記」
...――ちょうど、覚一小法師が、扇ヶ谷家の留守をほしいままにして、大原御幸の一曲を母に聴かせていた、同じ宵頃のこと...
吉川英治 「私本太平記」
...京へ着きさえすれば……」覚一の杖の端を持って...
吉川英治 「私本太平記」
...覚一は無意識にかたくつかんだ...
吉川英治 「私本太平記」
...覚一と尼は、舟の片すみへ、生ける空もなく、縮(ちぢ)まり寄った...
吉川英治 「私本太平記」
...覚一は以前の琵琶の師の許へ...
吉川英治 「私本太平記」
...もう二十歳をすぎた覚一なのだが...
吉川英治 「私本太平記」
...斎(いつき)の君(きみ)とその母子とは、冷泉家(れいぜいけ)の歌の同門だそうでして」「ほ」「その折は、琵琶も聞かずにお帰りでしたが、あとで、東宮ノ大夫やら小女房までが、覚一法師というのは、近ごろ蝉丸(せみまる)の再生とみんなが評判している琵琶の上手、みすみす惜しいことを遊ばしたと、皆していうものですから、……もの珍らな東宮のご童心が、俄に、覚一を召せ、覚一を呼んで……と、おせがみなのでございまする」「盲(めしい)か」「かいもく無明(むみょう)らしく、斎宮(いつきのみや)でも、母の草心尼とやらが、つき添うておりました...
吉川英治 「私本太平記」
...この大きな世の波濤に会ってその姿も見せなくしている無数な弱き者――磯べの貝殻のような力なきもの――盲(めしい)の覚一やら草心尼などの安否もふっと思い出されていた...
吉川英治 「私本太平記」
...それが彼女と覚一だったのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...覚一の願望だった...
吉川英治 「私本太平記」
...法師の心も酌(く)めますわえ」このとき初めて、覚一も...
吉川英治 「私本太平記」
...だが覚一は後年、明石に住んで“明石ノ検校(けんぎょう)”といわれ、後醍醐、光厳、後村上、光明の諸帝も彼の平家琵琶を愛された...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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