...見覚えのない品物だが……」なぜ自分の所有ではない青い手帖が...
海野十三 「脳の中の麗人」
...身に覚えのないものが...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...」しかしその声は、聞き覚えのない、子供らしい声だった...
大杉栄 「獄中記」
...芝居と牢屋とでのほかにあまり覚えのない...
大杉栄 「獄中消息」
...真澄の開けた覚えのない中敷の戸が二尺ぐらい開(あ)いているのが見えた...
田中貢太郎 「岐阜提燈」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...土手に立つてゐる男は房一には見覚えのない男だつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...スクルージは今までに覚えのない興味を感じながら云った...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...今までに覚えのないほど...
中里介山 「大菩薩峠」
...物の怨霊(おんりょう)の恨みを受ける覚えのない兵馬は...
中里介山 「大菩薩峠」
...覚えのない三十(トランテ)・四十(キャラント)をやる...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...まだ一度も来た覚えのないところだつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...直接に身に覚えのない事とは云(い)いながら...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...それが一度も子供から親切にされた覚えのない母親であって見れば...
松永延造 「職工と微笑」
...覚えのない彼みずから一時はどきっとした程であった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...面目ない話じゃが聊か身に覚えのない事じゃまで……」「成る程……御尤(ごもっと)も様で……」「しかし迂濶に相手はならぬ...
夢野久作 「斬られたさに」
...水練の覚えのない新九郎は...
吉川英治 「剣難女難」
...お覚えのない方が大半なのではございますまいか」「そうだろう...
吉川英治 「私本太平記」
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