...肩でこう捻向(ねじむ)いて高く上を視る処に...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...皇室を視るに一種の詩的感情を以てする傾向が知識人の間に生じた...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...蜜蝋はそれ故に眼の視る作用によつて...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...蜜蝋はそれゆえに眼の視る作用によって...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...従ってこの交渉に軍部が干与しているものの如く視るものがあれば...
戸坂潤 「社会時評」
...此織物を視る者が器量不相應な位置や職掌に居る者であれば見えなくなるといふのである...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...輿論を視ること極めて輕く...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...九河は禹貢の解釋とも視るべきものである...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...視ることや聴くことや呼吸すること迄禁じないから有難いと思っていた...
中島敦 「南島譚」
...無言のままで差しつおさえつしながら探り合うように互いに顔を偸み視る...
久生十蘭 「魔都」
...キャリフォルニアン号から視ると...
牧逸馬 「運命のSOS」
...蘭軒を視ること尊属に同じく...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...目ありて能く視るために感ずるにあらず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...よく視ると様式にも共通のはっきりとしたものがあった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...又はあやかしの火を視ることがある...
柳田國男 「夢と文芸」
...「はてな、あの漢(おとこ)?」と、視る眼を、前とちがって、事ごとに歪(ゆが)んで視るようになった...
吉川英治 「三国志」
...天下があなたを視る眼は一変します」「分った...
吉川英治 「三国志」
...とかく眼をふさいで子を視る風があるからである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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