...階子段(はしごだん)を規律正しく静かに降りてくる足音がして...
有島武郎 「星座」
...其れが爲め世間に在りし時の如く今は不規律なる生活を脱して規律正しく食し規律正しく行動するため...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...何時に訪問者に接し何時から人を訪問するという様に規律正しくしている人もあるが...
大隈重信 「青年の元気で奮闘する我輩の一日」
...ワガママを捨てて規律正しく生きなければならない...
種田山頭火 「一草庵日記」
...彼女らは上番する兵士のように規律正しく交代する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...規則ずくめに規律正しく取り扱われたりすることである...
永井荷風 「ひかげの花」
...この男にはかなり規律正しく使い分けられているように見える...
中里介山 「大菩薩峠」
...規律正しく組織的に分析された...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...もっと勇敢で規律正しく...
萩原朔太郎 「日清戦争異聞」
...學科を規律正しく學び...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...故にこれに関する民族と伝説は無尽蔵でこれを概要して規律正しく叙(の)ぶるはとても拙筆では出来ぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...そういう風に、規律正しく、躾(しつ)けられている近習であった...
吉川英治 「上杉謙信」
...さすがに規律正しく一斉にザザザッと...
吉川英治 「三国志」
...――しかもその行動はおそろしく迅速で、規律正しく、われわれの乗馬を奪って跳びのるが早いか、その頭目の号令一下に、馬匹の群れに鞭を加え、風のように逃げてしまったのです...
吉川英治 「三国志」
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